海遊館日記

べにべに

  • 2010.08.31
  • 魚類担当
  • 飼育担当

「ふあふあクラゲ館」で展示中の「ベニクラゲ」ですが、8月31日までの展示予定を、9月の中旬まで展示を延長することといたしました。

「ベニクラゲ」は、小さなベルのような傘の中に赤い口が透けて見える可愛いクラゲです。

このクラゲの一番の話題はやはり「若返り」。寿命が尽きかけたクラゲの体の一部が変化して若い「ポリプ」という幼生のような状態へもどることが知られています。そのポリプからまたクラゲになり、また若いポリプへもどることができることから、「不老不死」のクラゲとして有名です。

現在の展示では、残念ながら若返っている様子をご覧いただけません。クラゲはまだまだ元気ですから。展示が終わってから、バックヤードでひっそりと若返ってくれるかもしれませんね。
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人用?! 生き物用?!

  • 2010.08.27
  • 海獣担当
  • 飼育担当

海遊館の建物の中には、2つのエレベーターが有ります。
1つは、通称「赤エレ」。
主に、お客様やスタッフが乗るものです。

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見た目もそのまま赤い扉になっています。

もう1つは、通称「銀エレ」。
こちらは、お客様やスタッフも乗ることがありますが、海遊館で暮らしている生き物たちが主に乗ります。
他にも餌なんかを運ぶのに使うこともあります。
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こちらも見たままの銀色の扉になっています。
中は大変広く、搭乗人数50人、積載重量3300kgのビッグサイズです。

 
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中はこんな感じになっています。
生き物や餌なんかも運ぶため、ウナギの寝床のように奥行きが非常に広くなっています。

アデリーペンギンの赤ちゃん順調に成長しています!

  • 2010.08.24
  • 海獣担当
  • 飼育担当
7月27日に誕生したアデリーペンギンの赤ちゃん。
生まれたときの体重は80gでしたが現在では1400gまで
大きくなりました。

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今では親ペンギンの横に立っていることも多くなり、運がよければ、
親から口移しでエサをもらう姿もご覧いただけるかもしれません。

立派に成長した赤ちゃんをこの機会にぜひご覧ください。
 

モテモテダイバー

  • 2010.08.22
  • 魚類担当
  • 飼育担当

こちらは「太平洋」水槽の写真です。

海遊館では、この水槽のマダラトビエイというエイに、ダイバーが潜水して直接エサをあげています。

場所は5階の「クック海峡」水槽あたりです。

潜ってエサをあげるのは1日1回、13時15分に行われています。

ダイバーが水中に入ると、マダラトビエイたちが次々とエサをくれと寄ってきます。ダイバーのモテモテっぷりに注目です。

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目が離せません!

  • 2010.08.19
  • 魚類担当
  • 飼育担当

リスザル「アンズ」の赤ちゃんが生まれてはや1ヶ月半が経ちました。

まだお母さんからおっぱいをもらっているんですが、最近はいろいろなことに興味をしめし始め、飼育係員がカメラを向けると、キョロキョロっと首をかしげながらこちらを見てきます。

クリクリな目で見つめられると、ついつい時間が経つのも忘れて見入ってしまいます。
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ここ数日では、お母さんの背中から降りて、ちょっと冒険☆なんていう光景も見られるようになりました。

そうなってくると目が離せないのがアンズ。そろそろ子育て疲れが出てきたかな。
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アクアゲートで会いましょう

  • 2010.08.18
  • 魚類担当
  • 飼育担当

海遊館で1番最初にお客様をお出迎えするのは、「アクアゲート」というトンネル型の水槽です。
ここでは青色や黄色など色鮮やかな魚たち、大きなエビも暮らしています。

生き物を下から観察できるのが、アクアゲートの最大の魅力です。
きっと、なかなか見ることのできない一味違う生き物の姿をご覧いただけると思いますよ☆


最近、このアクアゲートに新しい仲間が加わったのでご紹介します!!
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その名も、ボンネットシャーク。

シュモクザメの仲間で、頭の形がシャベルのようになっています。
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頭の両サイドには鼻の穴(鼻孔)や目がありますね。
こんなに目が離れていて、ちゃんと前が見えているの?と疑問に思うかもしれませんが、
壁をよけたり、ちゃんとエサを見つけて食べているのでしっかりと見えているようです。

ボンネットシャークたちは、甘エビやブラックタイガーなどのエビ類を好んで食べています。
トンネルの上にエサを落としてあげると、器用に探しては食べています。

アクアゲートを通る際には、ぜひ、水槽を見上げてみてください。
もしかしたらボンネットシャークが餌を食べる様子を見ることができるかもしれません!

魚の病気

  • 2010.08.17
  • 魚類担当
  • 飼育担当

下の写真のイヌザメは、体調があまりよろしくありません。
皆さんは写真を見て診断できますか?

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まずはこのイヌザメ、とっても痩せています。ここしばらくエサを食べることができていなかったようです。
それからお腹の左側をよーく見てください。いびつな感じがしていますよね。これは何かお腹に入っている感じがします。

ということで、麻酔をかけて検査をしたところ、お腹の中に生まれていてもおかしくないサイズの卵が4つ入っていました。

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とりあえず卵全部を摘出しましたが、まだエサを食べることができないため、早く元気になるように、今は毎日点滴や抗生物質を投与しています。

今回は魚の難産の話でした。

飼育係は見た!決定的瞬間!

  • 2010.08.16
  • 魚類担当
  • 飼育担当
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写真は「太平洋」水槽で飼育しているイタチザメが餌に食いつく瞬間です。
大きな口で餌のイカに食らいつく瞬間は迫力満点です!

たこのこ育て中

  • 2010.08.15
  • 魚類担当
  • 飼育担当

そろそろタコクラゲのシーズンです。いつもこの時期になると、海でタコクラゲを採集して展示しています。ところが、今年は天候不順の影響か、いまいち発生が順調ではない様子。
一方、海遊館のバックヤードではタコクラゲの赤ちゃんが続々生まれています。写真は8mmくらいに育ったのです。
天然物のタコクラゲが今後も採れなかったら、この子たちが展示の切り札になるかも。というわけで、大切に育て中です。
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こどもってやつは...

  • 2010.08.14
  • 魚類担当
  • 飼育担当

今年の3月に産まれたコツメカワウソのシロコちゃん(♀)。バックで成長中、体重は親の半分くらいの1.6kgになりました。

シロコちゃんはいじきたないくらいに餌への反応がよいコなのですが、今月頭に食欲を欠き、採血やレントゲン検査、胃カメラの検査を行ったところ、寝袋に使っている麻袋(ドンごロス)のもやもやした部分(繊維)を食べており、お腹につまっていました。ドンゴロスをかじるコはこれまでもいたのですが、かじったり、遊んでいる間にかなりの量を食べて、餌を食べられなくなっていたのでした。

すぐにシロコちゃんはお母さんたちから隔離して、腸を動かす薬を与えるとともに、ドンゴロスの使用をやめて、代わりに係員のお古のトレーナーを与えました。カワウソは濡れた体をふくためにドンゴロスを使っています。ドンゴロスが使えないとなるとタオル?と思いましたが、タオルも大きくちぎられる可能性があり、破片をのみこむかもしれません。以前、やはりドンゴロスをかじるくせのあるコに綿100%のトレーナーを使ってみると、かじっても布が大きくちぎれず良好だったので、今回もトレーナーを使いました。

効果はテキメン、1週間ほどでお腹にあった繊維もなくなり、餌食いも回復、先日、無事お母さんや兄弟のもとへ帰りました。

写真は、隔離していた際、いじけ気味で、トレーナーの腕の部分に潜り込んでいたシロコちゃんのようすです。

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ん?何がなんだかわかりませんね。
袖口をピラリとめくると、
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鼻先が見えてます。
狭い部分がいいらしいです。

今もコウメ親子にはトレーナーを使っています。頭数が多いと、すぐに濡れてしまうのが難点なんですけど、こどもたちが大きくなるまではドンゴロスは使わないでおこうと思います。
当たり前のように使っていたドンゴロスですが、こどもは予期せぬことをすると肝が冷えた出来事でした。



祝・1ヶ月!

  • 2010.08.13
  • 海獣担当
  • 飼育担当

7月9日に産まれたカマイルカの赤ちゃんはすくすく成長しています!

≪生まれた日の赤ちゃん≫↓
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お母さんイルカの「アーチ」は、「目ぇ離されへんわ~!!」って様子で常に一緒に泳いでいました。


≪8月9日、生まれて1ヶ月を迎えた赤ちゃん≫↓
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この写真に一緒に写っているのは年上のカマイルカ、「ミュー」です。
赤ちゃんは「アーチ」から離れて、同居しているイルカの「ミュー」や「ルーシー」に、ときどきついていきます。

「ミュー」は、赤ちゃんがついてきてびっくりして、赤ちゃんから逃げようと泳ぎまわり、逃げているにもかかわらず、「アーチ」から「わたしの子を何連れていってんねん」と言われんばかりに、追いかけられています。とんだとばっちり。
ん~、赤ちゃんって自由奔放・・・

毎日ハラハラドキドキの動きがあり、イルカたちの様子を観察していると楽しいんです。

自由奔放な赤ちゃんが見られるのも今のうち!
赤ちゃんカマイルカに会いに来て下さいね!

ビゼンいれてます

  • 2010.08.12
  • 魚類担当
  • 飼育担当

以前「ビゼンはじめました」というブログでビゼンクラゲの搬入の様子をご紹介しました。

今回はより詳しく、採集から搬入までの様子をご紹介しちゃいます!!

ビゼンクラゲは、九州の有明海で夏の間に見ることができる大型のクラゲです。

私たちは、クラゲ漁(柳川市の一部では食用にされてるんですよ)に同行させてもらって、ビゼンクラゲを採集しています。

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沢山かかりました♪♪

採集したクラゲは、船の水槽に入れて港まで運んでいきます。
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海水が汚れてしまうとクラゲが弱ってしまうので、バケツで水をくみ出し、きれいな海水と交換します。

何がつらいって・・・・船酔いが・・・・

船から降りたクラゲを、特大の水槽が乗ったトラックに移します。
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ここからは延々と高速を走って海遊館まで向かいます。約10時間にも及ぶ大移動です。クラゲも大変ですが、運転する私たちも大変です(笑)

やっと到着しても、まだまだ仕事は終わりません。
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細い道を通って30kgはあろうかという大きなクラゲを二人がかりで水槽へと運びます。

こうしてビゼンクラゲの水槽搬入の完成です!!

水槽の写真は・・・海遊館で実物を見てからのお楽しみということで♪
(どうしても見たい方は過去のブログをこっそりどうぞ☆)

採集から展示するまでの所要時間は約15時間・・・見えないところでも係員は生き物とお客様のために頑張らせていただいております。

ぜひ、大きな大きなビゼンクラゲに会いにきて下さいね☆

似てますか?

  • 2010.08.11
  • 海獣担当
  • 飼育担当
ゴマフアザラシの「ネロ」といいます。
実は息子がおりまして‥
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これが息子のパールです。
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どうですか、似てますか?

練習中~

  • 2010.08.08
  • 海獣担当
  • 飼育担当

このクーラーボックスを利用して・・・

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アシカの倒立訓練を行っています。訓練を初めてまだ5日くらいですが、だいぶできるようになりました。

はやくお客様の前でお見せできるようがんばります!

ちなみにこのアシカは「リップ」です。

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「80kgのアシカが乗っても壊れないしっかりした台を作ろかなぁ」と考えながら、裏方を歩いていると、このクーラーボックスが目に入り、「水を入れれば安定するし高さもばっちり!」ということで採用しました。

中にはジュースやビールがた~くさん!!!入ってたらうれしいのにな・・・




アデリーペンギンうまれました!

  • 2010.08.06
  • 海獣担当
  • 飼育担当

海遊館は今まさにベビーラッシュ。
カマイルカ、リスザルと可愛い赤ちゃんがつぎつぎに誕生しています。
そんな中「南極大陸」水槽でもうれしいニュースが。
海遊館初となるアデリーペンギンの赤ちゃんがうまれました!

写真はこちら↓

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どこにいるのか、わかりますか?
お母さんペンギンのおなかの辺り
淡い灰色の丸い部分に注目。

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じゃーん。全身登場。
アデリーペンギンの赤ちゃんは体が淡い灰色で頭だけ黒っぽいんです。
私は今回運よくふ化するところを観察できたのですが、
小さな体で一生懸命卵の殻から出てくる様子を見て、心の中でなんども
「ガンバレ!」と応援してしまいました。
毎日お父さんとお母さんペンギンが交代で子育てをがんばっています。
ぜひ赤ちゃんに会いに来てくださいね。

夜食も食べます。

  • 2010.08.05
  • スクール担当
  • 飼育担当
海遊館の閉館後、夜の20時を過ぎた頃。岩の上でバケツを持った飼育係員が立っていました。
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「よ~く狙って、よっ!」と魚を投げて・・・。

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カマイルカのお母さん、アーチの夜食でした。
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赤ちゃんにおっぱいをあげると、本当におなかがすくのですね~。と言っている間にも、赤ちゃんがおっぱいを飲みはじめました。

ゆっくり夜食もとれないですね。たいへん、たいへん。
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今日は、朝までワッチ(観察)を行う日です。夜中にどんなことをしているのでしょう?
赤ちゃんは、眠るのでしょうか。観察を続けると、いろんなことがわかります。

真夜中はちょっと眠いけど、赤ちゃんも飼育係員もがんばれ~!
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海遊館の大食い王

  • 2010.08.03
  • 海獣担当
  • 飼育担当
これは、海遊館一の大食い王の1日の餌です。
さて誰の餌でしょう?????

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実はこれ、ラッコの「ジュン」君の1日の餌の写真です。
イカやサケ、アジ、シシャモ、カニ、貝などすべて合わせて約4.5kg。
ジュン君は体重約30kgなので、60kgのおとなの人間が1日に9kgのごはんを食べているということになります。
体重あたりで考えると、海遊館の生き物の中で1番たくさんの餌を食べているんです。
それにしてもすごい量ですよね!

おかあさんは大変だ!

  • 2010.08.01
  • 海獣担当
  • 飼育担当

7月9日に産まれたカマイルカの赤ちゃん、こんなに大きくなりました。
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産まれた時は、シワくちゃのふにゃふにゃの頼りない感じでしたが、3週間で体はプクプクのまるまるになりました。


そんなに大きくなれたのも、お母さんのがんばりがあってこそ。
しっかり母乳を出せるように、毎日15㎏をこえる量の食事をしています。
その食事のようすがこちら。
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眼をかっと開いて、餌はまだかと見ています。
餌は飼育係が陸上からお母さんイルカの口元に投げて与えています。
餌の開始が遅いときや、投げるタイミングが悪かったりすると、この顔で餌を投げる人を睨みつけてきます。
「なにもたもたしてんねん!はよぅ餌投げや!腹減ってんねん!」
と言わんばかり。


ん~、おかあさんって大変・・・

「イルカってほにゅう類ですか?」
って質問されることが多いのですが、イルカは私たちと同じ哺乳類なんですよ!
タイミングが良かったら、お乳を飲んでいるシーンを見ることが出来るかもしれません。

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