ジンベエザメの健康管理パート4

これまでジンベエザメの健康管理をお伝えしてきました。
今回は「採血」のお話です。

これまでの健康管理シリーズ 
ジンベエザメの健康管理
ジンベエザメの健康管理パート2
ジンベエザメの健康管理パート3

ジンベエザメは毎月1回、血液検査を行っています。
給餌者(きゅうじしゃ)が泳ぎながら餌を与え、その間にダイバーが近づいて血をとります。



なるべくジンベエザメに負担がかからないよう、素早く採血を終わらせること、そして体には触らないようにすることがポイントです。
体調次第では嫌がることもあり、そんな時は無理せずに採血を中止するようにしています。

採血では実際に血をとるダイバーに注目されますが、給餌者も大切なのです。
ジンベエザメの意識がダイバーにいかないようにエサの量を調整し、泳ぎ方を工夫する必要があります。
このため採血時の給餌者とダイバーは魚類チームでも限られた係員しかできません。

そんなこんなで採れた血液は、獣医さんに検査してもらいます。
検査結果から健康状態や栄養状態、ストレス状態など色々なことがわかるため、結果をみて治療をしたり、エサの量を調整したり、ストレスになるような作業を避けたりするなどの判断をします。
どのような検査をしているのかは過去のブログをご覧ください。
サメ・エイの血液検査

今回はジンベエザメの採血の秘密を紹介しました。
最後にダイバー目線の様子をどうぞ!
※採血が苦手な方はご注意ください。

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