海遊館

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「魚類」の記事

エイのじゅうたん?

夕方以降、「太平洋」水槽の下層を見ると、大型のエイの上にハタの仲間がのっていることがあります。(上はカスリハタ、下はホシエイ)空飛ぶじゅうたんならぬ、水中のじゅうたん?エイは砂をからだにかぶり、休もうとしているのでしょうが、その上に乗るとはどういうこと?「迷惑だよ!」と思うけど、実のところ「私も乗ってみたい。ふわふわなのかなあ??」とか考えてしまいます。エイといえば各地でいろいろな伝説がありますが、江戸時代の書物によれば、遭難した漁船が島に上陸し、あちこち探るが人はいないし、飲み水を求めてもすべて海水、見慣れない草木が茂っているなど不思議なようす。あきらめて島を離れると、その島は海へ沈んでしまい...。実はこれは海上にあがってきたエイであったというもの。その島の大きさとは10kmを超える大きさといい、エイの種類としてはアカエイであるとされています。中にはエイが沈むことで、人が溺れ死ぬこともあって、少し悪意を感じます。アカエイは「太平洋」水槽にもいます。(→「下から見ると?」)アカエイの体盤幅(両胸鰭間の最大幅)は1mより小さいのですが、10㎞ってその1万倍、大きすぎる。いやいや一番大きなエイといわれるオニイトマキエイでも7m、東南アジアにくらす淡水のエイでも4~5mだけどなあ。また、このエイ、背中にたまった砂を落とすために海上に現れるそうですが、草木が茂るほど背中をだしていて大丈夫なの?という疑問も生じます。まあ妖怪ですから、実物と比べても仕方ないですね。昔の人もエイの形を見て、上に乗ってみたいとか、平たい体の上にものを乗せたらなど、いろいろと想像力をたくましくしたのでしょうね。わかる~エイについてはこの他に、背中に神様を乗せたエイがいたり、お坊様と一緒にお祈りするエイ(どんな祈りなのでしょうか?)など、さまざまな伝説があるので、調べると楽しいです♪

魚類

2025.03.23

サンゴ展リニューアル!

3月5日で「いのちぐるぐるサンゴ展」がちょうど1周年を迎えました。また、今年は海遊館が35周年を迎える年になので、35周年とサンゴ(35)をかけて、周辺施設にもサンゴのデザインを取り入れるなど、周年イヤーを盛り上げています。サンゴ展は1周年を迎え、一部リニューアルすることとなり、周年イヤーを盛り上げるひとつとなっています。内容は実際に見に来ていただきたいので、今回は一部をご紹介します。新たにサンゴ水槽を1つ設置しました。この水槽の主役は、サンゴはもちろんのこと、ヤドカリやマガキガイなど水槽内を掃除する生きものにも注目してほしいと思い作りました。私たちは彼らを「チームお掃除」と呼んでいます。名前の通り、水槽内はコケなどがほとんど生えずとてもきれいで、飼育員はあまり掃除する必要がありません。陰ながら水槽を支えていくれているヤドカリたちにも注目してください!それと今回のリニューアルでは、サンゴのことやサンゴを取り巻く環境などをお伝えするため、ライブ配信を行います。3月5日から7月までの間、毎月第二、第四土曜日の19:00~、合計10回の配信を予定しています。大阪・海遊館 Osaka Aquarium Kaiyukan - YouTubeこれは初の試みなのでドキドキですが、皆様にもっとサンゴの魅力をお伝えできればと思います。それではお楽しみに~!

無脊椎動物

2025.03.12

小さなカクレクマノミの成長記録

本日はバックヤードにいる小さなカクレクマノミたちの成長の様子をご紹介!2024年の12月はじめ、海遊館にカクレクマノミの幼魚が6尾やってきました。体長は1cmほどで、予想外の小ささに初対面の感想は「ちっちゃ!」大きな個体と同じ水槽で飼育すると攻撃されてしまう可能性があるため、バックヤードの水槽で成長を見守ることにしました。2024年12月9日出会ったころの大きさです。1円玉より小さいくらいで、ちっちゃいでしょ?細かくした餌を小さな口でしっかり食べてくれました。これからの成長が楽しみです。2024年12月23日写真ではわかりにくいですが、少しずつ大きくなっています。このころには餌を細かくしなくても、そのままで食べられるようになりました。元気に泳ぎ回ってくれるので、きれいに写真に収めるのが難しいです。2025年2月21日6尾とも海遊館にやってきた時とは見違えるほど大きくなりました!なんともう体長4cmほど。生きものたちの成長を間近で見ることができ、飼育員もとても幸せです。カクレクマノミの成魚の体長は8~9cmほどといわれています。現在「ぎゅぎゅっとキュート」で展示している2尾も体長は8cmほどで、イソギンチャクと共生している姿がご覧いただけます。バックヤードの小さなカクレクマノミたちもいずれ展示に登場する予定です。元気に育った姿を皆さんにお見せできるように今後とも頑張ります!

魚類

2025.02.25

プリンカラーのかわいいウツボ

2025年の干支は「巳年」です。巳とは蛇、蛇といえば長い、つまりはウツボ!ということで今回はイチオシのウツボを紹介させていただきます!海遊館では様々なウツボを展示しています。去年リニューアルオープンしたばかりの「グレート・バリア・リーフ」水槽をはじめ、「瀬戸内海」水槽、特別展「いのちぐるぐるサンゴ展」などなど、水槽内を探して見れば、ウネウネとしたウツボが見られます。ここで、私のイチオシの登場です!「グレート・バリア・リーフ」水槽の「ヘリゴイシウツボ」です!この写真は展示前のバックヤードで過ごしている頃のものです。プリンのようなカラーリングがとてもキュートではありませんか??頭の部分は黄色い粘液を被っているので黄色く見えるんです。このウツボはサンゴ礁に暮らし、体の大きさは現在およそ30cmで、最大でおよそ80cmまで成長します。同じ水槽にいるニセゴイシウツボよりも小さく、性格も臆病です。そのため、なかなか「グレート・バリア・リーフ」水槽でも姿を現さないことが多く、こんなに推している私ですら、未だに姿を確認できていません、、。ぜひ皆様も「グレート・バリア・リーフ」水槽でヘリゴイシウツボを探してみてください!見つけられたら福が来るかも、、??

魚類

2025.01.31

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