海遊館日記

ゴボウ メモリアルⅢ(コツメカワウソ成長記)

  • 2011.08.05
  • 魚類担当
  • 飼育担当

はいは~い☆
コツメカワウソ「ゴボウ」のメモリアル第3弾をお届けしますよ~♪

産まれてから1ヵ月ほどたったゴボウは。。。。?????

おめめが開きました~☆
コツメカワウソの目は、1日で開くのではなく数日かけてまん丸になります。

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この頃になると、体毛の色も灰色からだんだんと濃くなり、
おとなカワウソの色に近くなってきました。

そして、さらに10日ほど経つと歯も伸びてきます。この頃から、お乳を卒業してもらおうと、離乳訓練をはじめました。歯が伸びるとお母さんも痛いですからね(^^;)

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カワウソの離乳食は魚をミンチにしたものです。
赤ちゃんはお乳しか飲んだことがないので、初めは上手く飲み込めません。
口を開けてミンチを入れるのですが、口を開けるのは、慣れないとなかなか難しいです。

『ハムハム』と口を動かし、『ごっくん』と飲み込んでもらえたら第一ステージクリアです!!!
だいたい3~5日で離乳食がうまく飲み込めるようになり、次に魚の切り身を、そして小魚をまるまる1匹食べるようになります。。

でもね、、、ゴボウは。。。。
離乳食なかなか食べてくれなかったんです。
そしてこのふてくされ具合(そう見えるだけかもしれませんが)。(;一一)

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ところが、何故か、かたいペレット(キャットフードの様な人工飼料)は食べました。
ん~やっぱりこのコはひと癖ありそうな。。。。どうするか??
と、悩んだ末に、しばらくはペレットで育てることにしました。

この頃のゴボウは、体もしっかりしてきて、ツバキの後をポテポテと追いかけるように歩いていました。ただ、写真をみると、まだ後ろ脚は踏ん張りが弱く、開き気味になっています(*^_^*)

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歩き始めると逃げるようになるので、毎朝の体重測定と離乳食が大変になります。

ゴボウはぽてぽてと動き、ツバキはゴボウを守って放さない!!!

あげくのはて、ツバキは、片手でゴボウを守りながら、自分は餌を食べるという、今まで見たことのない荒業を行うようになりました。

ツバキの深い愛情に関心しながら、私たち担当はどうやって離乳食を与えようかと、毎朝、挌闘しておりました~(T_T)

~つづく~

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