2015.06.16
調査・研究
「大阪湾スナメリ調査」(5月30日)の結果をお知らせします
5月30日に行った「大阪湾スナメリ調査」の結果をお知らせします。 《調査日》 2015年5月30日(土) 10時頃に海遊館横の岸壁を出港。16時頃に帰港。 《調査場所》 大阪湾、関西国際空港付近《参加者》 一般の参加者17名様と海遊館スタッフ、大阪ECO動物専門学校近藤先生と生徒の皆さん、マスコミの皆様 当日は比較的おだやかな天気でしたが、若干風があり、そのため水面が波立って、背ビレを持たないスナメリを発見するには大変難しい状況でした。残念ながら参加者の皆さんが発見することはできませんでしたが、近藤先生は関空の南東で1頭のスナメリを確認しています。 スナメリ発見位置 緯度:N34:22:40.21 経度:E135:12:26.52 今回の調査航路です。
2014.10.31
ニュース
「サーフ」と「レオ」です。よろしくね!イルカとアシカの赤ちゃん愛称が決まりました。
赤ちゃん(カマイルカとカリフォルニアアシカ)の愛称募集に、多数のご応募ありがとうございました。 「呼びやすく覚えてもらいやすい」、「元気に育ってほしい」の願いをこめて、カマイルカとアシカの飼育担当者が選考させていただきました。 結果、イルカの赤ちゃんは「サーフ」、アシカの赤ちゃんは「レオ」に決定しました! 【命名の理由】 ~カマイルカの赤ちゃん~ 夏生まれなので夏の遊びに関連のある名前を、と思いサーフィンからサーフ。またサーフィンは波に乗るもので、イルカの赤ちゃんには人気の波に乗って海遊館の主役になってほしいとの願いから。 ~カリフォルニアアシカの赤ちゃん~ 海のライオンの赤ちゃんなので、ジャングル大帝「レオ」より。「レオ」のように好奇心旺盛で人気者になって欲しいから。 「サーフ」と「レオ」にご応募いただいた皆様、素敵な名前をお送りいただき、本当にありがとうございます! 「サーフ」は、8月23日に生まれました。誕生から2ヶ月が経ち、とても元気に成長しています。母親の「アーチ」にぴったりと寄りそって泳いでいることが多いのですが、アーチから離れて自分だけで泳いだり、他のイルカと一緒に泳いだりすることもだんだん増えてきました。すっかり「タスマン海」水槽での生活に慣れているようで、微笑ましくかわいらしい様子が人気です。 ・母親の「アーチ」と一緒に泳ぐ「サーフ」(2014年10月27日撮影) 「レオ」は、5 月19 日に生まれました。お腹がすくと母親の「スミレ」のミルクを飲み、夜は一緒に眠ります。日中は単独で過ごす時間が増え、アクリルパネル越しにお客様と遊んだり、水槽を掃除中のダイバーにじゃれついたりする姿が可愛らしく、元気でやんちゃ盛りです。 ・英語のSea lion(海のライオン)にちなんで「レオ」。"海の百獣の王"になれるかな(2014年10月24日撮影)。 海遊館では、「サーフ」と「レオ」がすくすくと元気に育ち、多くの方に愛される人気者になって欲しいと願っています。
2014.09.30
ニュース
※カマイルカ&カリフォルニアアシカの赤ちゃんの愛称の多数のご募集ありがとうございました!
※多数のご応募ありがとうございました。 10月下旬に愛称をホームページなどで発表させていただきます。 名付け親に抽選で「プチ・ドルフィンスイム」などの特別体験をプレゼント!! 平成26年8月23日(土)に誕生したカマイルカの赤ちゃんと、平成26年5月19日(月)に誕生したカリフォルニアアシカの赤ちゃんの愛称を募集します。 募集期間は平成26年10月1日(水)から10月13日(月・祝)までの13日間で、応募方法はメールです。 元気いっぱいに成長してくれるよう想いをこめた、呼びやすい愛称をつけてくださった方の中から抽選で、カマイルカの赤ちゃんを間近で見ることができる「プチ・ドルフィンスイム」やアシカの赤ちゃんの暮らしを紹介する「スペシャルバックヤードツアー」の体験を各1名様にプレゼントします。 さらに、応募者全員の中から抽選で10名様に海遊館オリジナルグッズをプレゼントします。 カマイルカの赤ちゃんは、8月23日に生まれました。現在の推定体長は約100cmで、性別はオスです。誕生から1ヶ月が経ち、赤ちゃんがとても元気に成長していることから、愛称を募集することにしました。母親の「アーチ」(体長約200cm、推定年齢30歳)にぴったりと寄りそって泳ぎ、微笑ましくかわいらしい様子が人気です。 カリフォルニアアシカの赤ちゃんは、5 月19 日に生まれました。現在の推定体長は約100cmで、性別はオスです。お腹がすくと母親の「スミレ」(体重約85.5kg、12歳)のミルクを飲み、夜は一緒に眠ります。日中は単独で過ごす時間が増え、アクリルパネル越しにお客様と遊ぶ姿が可愛らしく、元気でやんちゃ盛りです。 海遊館では、今年誕生した2頭がすくすくと元気に育ち、多くの方に愛される人気者になって欲しいと願っています。元気に泳ぐ新しい命にぴったりの愛称をお待ちしています。 【カマイルカ】 《出生日》 平成26年8月23日 《推定体長》 約100cm 《性別》 オス 《母親》 愛称「アーチ」:体長 約200cm、体重 約120kg、推定年齢 30歳 《父親》 愛称「クルー」 :体長 約195cm、体重 約100kg、推定年齢 27歳 《海遊館のカマイルカの愛称》 クルー(♂)、キール(♂)、アーチ(♀)、アクア(♀)、ルーシー(♀)、ミュー(♀) 【カリフォルニアアシカ】 《出生日》 平成26年5月19 日 《体長》 推定体長 約100cm 《性別》 オス 《母親》 愛称「スミレ」:体重 約 85.5kg、年齢12歳 《父親》 愛称「ルーク」:体重 約236.5kg、年齢25歳 《海遊館のカリフォルニアアシカの愛称》 ルーク(♂)、コア(♂)、ミッチ(♂)、リップ(♀)、スミレ(♀)、ナミ(♀)、アスカ(♀)、ホタル(♀) 【愛称の募集について】 ①募集期間:平成26年10月1日(水)~10月13日(月・祝) 13日間 ②発表予定:平成26年10月下旬 海遊館ホームページなどで発表 ③選考方法: 応募の中からカマイルカとアシカの飼育担当者が選考します。選考基準は、呼びやすく覚えてもらいやすい愛称であること、元気に育ってくれるよう願いがこめられた愛称であることの2点です。 ⑤命名者と応募者へのプレゼント: A賞)特別体験 計2名様(命名者の中から抽選) ・イルカの赤ちゃんの命名者:「プチ・ドルフィンスイム」1名様 ドライスーツとマスク、シュノーケルを装着しカマイルカの水槽に入り、水面に浮いてイルカの赤ちゃんの様子を観察します。 ※ドライスーツのサイズに制限があることから、身長150cm以上の方が対象となります。 ・アシカの赤ちゃんの命名者:「アシカ・スペシャルバックヤードツアー」 1名様 アシカの赤ちゃんの暮らしをバックヤードからご案内する、スペシャルツアーです。 B賞)海遊館オフィシャルショップ オリジナルグッズセット 計10名様(応募者全員から抽選) ※収集した個人情報は、本件にかかわる目的にのみ使用いたします。
2014.08.25
生きもの情報
メスのジンベエザメ「遊ちゃん」がやってきました。
「太平洋」水槽に、8月25日(月)のAM10:05にメスのジンベエザメ(愛称:遊(ゆう)ちゃん、推定年齢7~8歳、全長4.87m、推定体重約1,000kg)を搬入し、同日よりジンベエザメの展示を再開しました。 今回やってきたジンベエザメは、平成26年7月17日に以布利センターのある以布利港の沖合約2kmに設置された定置網に入網し、8月6日に以布利センターの水槽に搬入しました。 食欲旺盛で体力的に問題がなく血液検査の結果にも異常がないことが確認できましたので、海遊館に輸送し「太平洋」水槽にて展示することといたしました。 海遊館では、今回搬入したジンベエザメの健康管理に努め、展示を再開することにより、海にこれほどまでに大きく不思議で、魅力的な生き物が生息することを広くお伝えしたいと考えています。 なお、海遊館で展示するジンベエザメの愛称は、オスは「海くん」、メスは「遊ちゃん」を受け継ぐことにしています。 ジンベエザメの豪快なお食事タイムは、毎日AM10:30とPM3:00の1日に2回です。お見逃しなく!
2014.08.23
生きもの情報
海遊館でカマイルカの赤ちゃんが誕生!赤ちゃんイルカがお母さんに寄り添って泳いでいます!
平成26年8月23日(土)午前4時43分に、「タスマン海」水槽でカマイルカが出産しました。現在、生まれたばかりの小さな赤ちゃんイルカが、母親の「アーチ」にぴったりと寄り添って泳ぐ愛らしい姿をご覧いただけます。 今回出産したカマイルカは愛称「アーチ」(体長約200cm、体重約120kg、推定年齢30歳)で、昨年10月に血液検査の結果などから妊娠していることが判りました。その後、定期的にエコー検査などを行い、赤ちゃんが順調に育っていることを確認していました。 8月20日、「アーチ」に出産の兆候と考えられる体温の低下が見られたため、昼夜を通して観察を強化していたところ、8月23日、3時47分に、赤ちゃんの尾ビレが現れ、約1時間後の4時43分に水中を泳ぎながら出産しました。赤ちゃんの推定体長は約95cm、推定体重約12kg、性別は不明です。赤ちゃんイルカと母親「アーチ」の様子は、本日の開館と同時に、一般公開しています。 カマイルカは、出産・育児に成功することが大変難しいと言われています。母親の「アーチ」は、平成2年5月に飼育を始めて以来、平成13年と平成16年、平成18年、平成22年に出産しており、今回が5度目の出産となります。 海遊館では、今回の出産・育児にあたり、安全な育児環境を優先するため、赤ちゃんが水槽内の岩などに衝突しないよう、防護ネットを設置しています。また、「タスマン海」水槽前でのフラッシュ撮影をお断りさせていただいておりますので、ご了承願います。 1.【出産までの経過】 《平成25年》 7~8月 交尾の可能性が高い10月 血液検査のホルモン値の分析により、妊娠の可能性が高くなる 《平成26年》 8月21日 毎日測定していた体温が低くなり始める23日 午前3:47 胎児の尾ビレが出て、分娩が始まる 午前4:43 出産 2.カマイルカについて 英名:Pacific whitesided dolphin 学名:Lagenorhynchus obliquidens マイルカ科。北太平洋の温・寒帯の海に生息しており、成長するとオスは体長2.5m、メスは体長2.4mになります。鎌型の大きな背ビレの後縁が白く、まるで鎌の刃のようになっているので「カマイルカ」と呼ばれています。日本では平成25年末の時点で、22の水族館で飼育展示されています(平成25年日本動物園水族館協会国内カマイルカ血統登録による)。
2014.08.06
ニュース
海遊館が日本、アジアの水族館ランキングの両方で堂々の第1位!
世界最大の旅行口コミサイト「TripAdvisor®」によるもので、トリップアドバイザー上に投稿された世界中の旅行者の口コミ評価をもとに、観光スポットの定番・動物園と水族館をランキング化した「トラベラーズチョイス™ 世界の人気観光スポット2014 ~動物園・水族館編~」で発表され、海遊館が日本とアジアの水族館ランキングの両方で第1位となりました。 世界中のお客様から、高い評価をしていただき、とてもうれしく思っています。 これからも、世界中から訪れるお客様に、「自然環境と生命」の美しさ、かけがえのなさをお伝えするための努力を続けてまいります。 ※トリップアドバイザー株式会社(http://www.tripadvisor.jp/)が発表した資料は、下記のURLからご覧いただけます。 「トラベラーズチョイス™ 世界の人気観光スポット2014 ~動物園・水族館編~」 ※「トラベラーズチョイス™ 世界の人気観光スポット2014 ~動物園・水族館編~」の地域別ランキングは、下記のURLからご覧いただけます。 おすすめの水族館トップ10 ‐ 日本(海遊館1位)おすすめの水族館トップ25 ‐ アジア(海遊館1位)おすすめの水族館トップ25 ‐ 全世界(海遊館13位)
2014.07.04
生きもの情報
海遊館のペンギンがベビーラッシュ! 6月25日にアデリーペンギンの赤ちゃんが誕生!
6月25日に「南極大陸」水槽でアデリーペンギンの赤ちゃんが誕生しました。現在、親鳥が交代で子育て中です。 「南極大陸」水槽では、6月12日にもジェンツーペンギンが誕生し、水槽内で子育て中です。 海遊館では例年、8月末から9月中旬にかけてオウサマペンギンが誕生していることから、この先もペンギンのベビーラッシュが期待されます。
2014.06.25
ニュース
ジェンツーペンギンの赤ちゃんが6/12に誕生! 今年もベビーラッシュに期待です。
平成26年6月12日(木)に「南極大陸」水槽でジェンツーペンギンの赤ちゃんが誕生し、元気に育っています。まだ小さい赤ちゃんが、親鳥から口移しで餌をもらうなどの愛くるしい姿と、微笑ましい子育ての様子をご覧いただけます。 ジェンツーペンギンは、小石を集めて巣をつくり、通常1 度の産卵で2 つの卵を産み、オスとメスが交替で卵を温め、およそ35日後に赤ちゃんが誕生します。子育てもオスとメスが協力して行い、赤ちゃんがお腹をすかせた仕草を見せると、親鳥が口移しで餌を与えます。この様子はとても微笑ましく、親子の愛情を感じさせます。 また飼育係員は、赤ちゃんの健康状態を確認するため、毎日開館時間前に赤ちゃんの体重を測定しています。赤ちゃんの成長は早く、孵化後およそ1 ヵ月で巣から出るようになり、「南極大陸」水槽内をうろうろと歩きはじめます。 海遊館で生まれたジェンツーペンギンの赤ちゃんは、今回の1 羽を加えて計8 羽となりました。現在、海遊館の「南極大陸」水槽では、ジェンツーペンギン2 ペアとアデリーペンギン3 ペアがそれぞれ卵を温めており、続けてたくさんの赤ちゃんが誕生するように飼育係員が見守っています。 【ジェンツーペンギンの赤ちゃんについて】 ※現在、「南極大陸」水槽で一般公開しています 《産卵日》 平成26年5月7日(水) *卵の長径約70.2mm、短径約54.6mm、重量約117.4g《孵化日》 平成26年6月12日(木) *産卵後36日目《雛の大きさ》 体長約8㎝、体重117g(体長は目測、6月15日現在) 【ジェンツーペンギンについて】 英名:Gentoo penguin 学名:Pygoscelis papua ペンギン科。頭頂部にある白い斑紋が特徴。成長すると体長約75㎝になる。南極半島や南極周辺の島々に生息。小高い丘に雑草や小枝、小石で浅いクレーター状の巣を作り、メスは1回の産卵で通常2個の卵を産む。小魚、オキアミ、イカなどを食べる。
2014.06.13
調査・研究
「天保山岸壁の生物調査(6月7日)」の結果をお知らせします
海遊館では、天保山岸壁にすんでいる付着生物や泥中の生物を定期的に採集して調査を行っています。今回は「2014年大阪湾生き物一斉調査」の一環として、一般の参加者と共に実施しましたので、結果をお知らせします。 ・実施日 :平成26年6月7日(土)9:30~12:00・場所 :海遊館西側の天保山岸壁・参加者 :一般募集の参加者26名とスタッフ4名・調査方法 :岸壁に沈めた付着基盤より採集、採泥器でとった泥より採集・結果 :カニやエビの仲間(節足動物門)、貝やウミウシの仲間(軟体動物門)をはじめ、 合計約50種の生き物を観ることができました。 ※現在、種の同定作業を行っている生き物もいますので、さらに種数は増える見込みです。 詳細は後日ホームページ上でお知らせします。 【 確認された生き物(一部)】 イッカククモガニ イトマキヒトデ サルボウガイ マンハッタンボヤ ケフサイソガニ フトメリタヨコエビのオス・メス マヒトデ タオヤギソウ
2014.06.02
調査・研究
「大阪湾スナメリ調査」の結果をお知らせします
「大阪湾スナメリ調査」の結果をお知らせします。 調査日 : 2014年5月31日(土)出航9時50分ごろ、帰航15時50分ごろ場 所 : 大阪湾、関西国際空港付近参加者 : 一般の方(19名)、大阪ECO動物海洋専門学校(19名)、マスメディア関係者(3名)、海遊館(4名)航行距離 : 130km発見数 : 5回、のべ10頭(5群10頭)群れサイズ : 1~3頭 NO 緯度 経度 時刻 頭数 1 N34:23:31.88 E135:09:17.68 12:01 2 2 N34:24:48.82 E135:10:06.56 14:12 2 3 N34:24:53.64 E135:09:54.72 14:24 1 4 N34:28:14.19 E135:14:13.39 14:48 3 5 N34:30:43.85 E135:16:55.49 15:09 2 スナメリは、体が小さく背びれがないことから波に紛れてしまうことが多く、海上で発見するのが非常に難しい生き物ですが、今回はお天気と海況にも恵まれ、参加者全員でスナメリを目撃することができました。 また、ご参加いただいたみなさまと一緒に大阪湾を見ながら、あらためて人の暮らしと環境について考えるよい時間を持つことができました。これからも、「大阪湾スナメリ調査」を継続し、たくさんの方とスナメリの暮らしを見守りたいと考えています。 今回の調査航路です。 大阪湾のスナメリたち (体は少ししか見えていませんが、2頭います)※春から初夏は、繁殖シーズンと考えられています。雌雄のペアや親子の可能性があります。 スナメリ調査の様子「え~っ、どこどこ~?」 「大阪湾スナメリ調査」の様子は、「海遊館日記」(ブログ)でも紹介しています。「イルカ通信番外編」 http://www.kaiyukan.com/blog/2014/06/post-438.html