2013.07.23
ニュース
アデリーペンギンの赤ちゃんが誕生しました!かわいらしい姿をご覧いただけます。
平成25 年7 月10 日(水)に、「南極大陸」水槽でアデリーペンギンの赤ちゃん1 羽が誕生し元気に育っています。ふ化したばかりの赤ちゃんは、ほとんどの時間を親鳥のおなかの下で過ごすため、その姿をほとんどご覧いただくことはできませんでしたが、成長に伴い、愛くるしい姿と微笑ましい子育ての様子をご覧いただけるようになりましたので、お知らせいたします。 写真:アデリーペンギンの赤ちゃん(7月16日撮影、ふ化後6 日目) 写真:アデリーペンギンの赤ちゃん(7月25日撮影、ふ化後15 日目) アデリーペンギンは、小石を集めて巣をつくり、オスとメスが交替で卵を温め、およそ35 日後に赤ちゃんが誕生します。子育てもオスとメスが協力して行い、赤ちゃんがお腹をすかせた仕草を見せると、親鳥が口移しで餌を与えます。この様子はとても微笑ましく、親子の愛情を感じさせます。また飼育係員は、赤ちゃんの健康状態を確認するため、毎日、赤ちゃんの体重を測定しています。 まだ小さな赤ちゃんですが、体重測定の際にはかわいらしい姿を見ることができます。(体重測定は、海遊館の開館時間前に行います) 赤ちゃんの成長は早く、ふ化後およそ1 ヵ月で巣から出るようになり、「南極大陸」水槽内をうろうろと歩きはじめます。 1.【赤ちゃんの誕生について】《産卵日》平成25年6月2日(日) ※卵の長径70.0mm、短径54.7mm、重量115.5g《嘴打はしうち)日》平成25年7月9日(火) ※赤ちゃんが、卵の中から殻を割り始めた日《ふ化日》平成25年7月10日(水) ※産卵後37日目、体長約6cm(目測)、体重65g ※産卵当日は0日目として計算しています《雛の大きさ》体長約15cm(目測)、体重377g ※7月19日現在 2.【アデリーペンギンについて】アデリーペンギン 英名:Adelie penguin 学名:Pygoscelis adeliaeペンギン科。成長すると体長約70㎝になる。頭部から背部にかけて黒く、目の周りにある白い輪(アイリング)が特徴。メスはオスに比べ、一回り小さいことが多い。南極大陸とその周辺の島々に生息。自然界での繁殖時期は10~11月で、丸い小石で周辺を囲んだ浅いクレーター状の巣を作り、メスは1回の繁殖で通常2個の卵を産む。小魚、オキアミなどを食べる。
2012.12.04
ニュース
海遊館で初めて生まれました アカハナグマの赤ちゃんを展示します!
平成24年12月7日(金)から、館内7階「パナマ湾」水槽にて、9月6日(木)に生まれたアカハナグマの赤ちゃん(3頭)とその母親を展示します。 3頭の赤ちゃんの母親の愛称はアズキです。海遊館では、「アズキ」を含め、アカハナグマの出産そのものが今回初めてであったため、「アズキ」が出産、育児に専念できるよう、8月31日からバックヤードに移動させていました。「アズキ」は出産後、赤ちゃんへ授乳もしており、また初めての出産にも関わらず上手に子育てを行っています。 現在、母子ともに健康で、赤ちゃんは3頭ともに順調に生育しています。赤ちゃんは、まだ母親のおっぱいを飲んでいますが、最近ではリンゴなどの果物も食べるようになりました。 なお、赤ちゃんの愛称は飼育係員がそれぞれ「パプリカ」「アセロラ」「ローズ」と付けています。アカハナグマは、すばやく木に登ったり、枝に逆さまにぶら下がって移動したりと樹上で活発に行動する生き物ですが、赤ちゃんも最近では小さいながらもバックヤードの金網に登ってぶらさがったり、器用に移動したりと、とてもかわいらしい動きをみせてくれています。 海遊館は、平成23年2月にアカハナグマの展示を行うため、「パナマ湾」水槽内に木の洞や擬木を追加しました。海遊館では、かわいらしい赤ちゃんがこの展示水槽で元気いっぱいに遊んでいる様子をご覧いただくとともに、生命の尊さを感じていただけたらと考えています。 【アカハナグマの赤ちゃんについて】誕 生 日 平成24年9月6日(木)誕生頭数 3頭(性別不明)愛 称 パプリカ、アセロラ、ローズ誕生時の大きさ 全長約15㎝、体重約200g(体重は9/14計測)現在の大きさ 全長約45cm、体重約780g(12月1日現在)両 親 父親:愛称「リンゴ」(2歳、平成22年9月18日生まれ)母親:愛称「アズキ」(2歳、平成22年5月17日生まれ)展示開始日 平成24年12月7日(金)展示場所 海遊館7F「パナマ湾」水槽 【アカハナグマについて】アカハナグマ 英名 Ringtailed coati 学名 Nasua nasuaアライグマ科の中型のほ乳類で、全長約130cm、体重約5kgになる。体は赤みを帯びた茶褐色で、よく動く長い鼻とバランスをとるための縞模様の長い尾が特徴。前あしの爪は長く尖っており、その爪を利用して木に登ったり、土を掘ったりすることができる。昼行性で、樹上でも地上でも活発に活動する。雑食性で、自然界では、果実、小動物、昆虫などを食べる。ハナグマの仲間は、中南米の森林に生息する。