2024.01.19
ニュース
海遊館は8500万人目のお客様をお迎えすることができました
2024年1月19日(金)、累計8500万人目のお客様をお迎えすることができました これまでご来館いただきましたみなさまに、心より感謝いたします。これからも、生き物の飼育を通し、みなさまに感動をお伝えできるよう取り組んでまいります。 記念セレモニーの様子
2024.01.17
生きもの情報
「マガキ」の展示を開始しました ※展示を終了しました。
地元・大阪湾産のマガキです。 ※展示を終了しました。海遊館の面する大阪湾では、マガキの養殖が行われています。マガキはプランクトン等を食べることで水質を良くする働きがあり、また、養殖場となる「カキ棚」は小さな生き物たちの住処にもなっています。大阪湾のマガキ養殖は阪南市の西鳥取漁協が2016年頃から開始し、今では地元の名物となっています。海遊館では、大阪湾が上質なカキが育つ豊かな海であることをお伝えしたいという想いから、昨年度より同漁協で養殖されたマガキを冬季限定で展示しています。 場 所 館内「特設水槽」 種 類 マガキ ※予告なく展示を終了する場合があります。 マガキ 東アジア原産の二枚貝の仲間で、日本でも各地の沿岸域に広く分布する。海中のプランクトンや有機懸濁物をろ過摂食する生態が、生息海域の水質浄化に大きく貢献している。食用としても広く知られており、大阪湾では南部の泉州沖で2016年頃からマガキ養殖が行われている。
2023.12.05
生きもの情報
飼育員が北極で採集した北極の生き物たちを追加展示!展示作業を一般公開します
館内「北極圏」にて、飼育員が北極で採集した生き物たち10種40点を展示します 2023年12月8日(金)の11時から、館内「北極圏」水槽への展示作業の様子をご覧いただきながら、飼育員が解説を行います。 2023年6月28日から8月1日までの約1ヶ月間、北海道大学の練習船「おしょろ丸」が実施した北極航海調査に飼育員が同行し、魚類やエビ・カニなど約40種400点の生き物を採集しました。クリオネなど一部の生き物は8月4日から展示中で、今回、海遊館初展示となる「クサウオの仲間」を含む10種40点を新たに追加展示します。 ▲クサウオの仲間(海遊館初展示種) ▲ワトルドイールパウト(海遊館初展示種) 「展示作業の一般公開」について 日 時:2023年12月8日(金) 11:00~11:15(約15分間)展示場所:館内エントランスビル3F「北極圏」展 示 種:ワトルドイールパウトなど、計2種 ※生物の状況により、予告なく展示期間や展示数を変更する場合があります。
2023.11.13
ニュース
ミニ企画展「ええとこあるやん!大阪湾」開催のお知らせ
「大阪湾の豊かさや魅力」を紹介する企画展です! 本企画展では、大阪湾の漁業や郷土料理の紹介を始め、大阪湾のいきもののつながりや飼育員イチオシの大阪湾の紹介など、さまざまな角度から大阪湾のええとこを紹介します。マダコの水槽展示や、大阪湾の漁業についての映像も放映しています。 ミニ企画展「ええとこあるやん!大阪湾」について 開催期間:2023年11月10日(金)~ 2024年11月4日(月・祝) 場 所:海遊館メインビル4F(ビューイングルーム) 料 金:無料(海遊館入館料に含む)
2023.11.09
ニュース
【11/17~】イルミネーション演出で冬の海遊館を彩ります
海遊館イルミネーション 開催期間:2023.11.17 - 2024.3.3 (2024.1.10-11の休館日を除く)場 所:海遊館周辺点灯時間:17:00 - 21:15料 金:観覧無料 今年の海遊館イルミネーションのテーマは「ReStart(リスタート)」。今年はミナミイワトビペンギン、オウサマペンギン、そしてコツメカワウソなど新たな生き物の誕生や、世界最大級のサンゴ礁の海を再現する「グレート・バリア・リーフ」水槽が2024年9月のオープンに向けてリニューアル工事をしていることなどから、明るい未来に向けて歩んでいきたいという想いを込めました。館内の「夜の海遊館(毎日17時~閉館まで)」と合わせて夜の展示をお楽しみください。 Directing 音楽と光のコラボレーション 17時から15分ごとに、「ReStart」をイメージした明るい曲と暖かみのある光による演出と、波の音や海遊館の生き物たちの鳴き声など自然音響を組み合わせた落ち着いた曲と海の青をイメージした光の演出で、冬のイルミネーションを彩ります。 (各演出時間は約2分間) Sculpture 飼育員監修の生き物オブジェ 海遊館周辺一帯に海遊館で暮らす生き物たちのオブジェが登場。それぞれの生き物は担当飼育員が監修しました。どんな生き物がいるか探しながら近くでそのリアルさを観察してみて♪ Lighting Ceremony イルミネーション点灯式 17時よりマリンメイトによるイルミネーション点灯式もお楽しみいただけます。(約5分間)【開催日】11/17、11/18~12/3までの土・日・祝、12/4~1/8までの毎日
2023.11.01
調査・研究
ジンベエザメの全長計測、オウサマペンギン雛の公開体重測定を実施しました!
"計量記念日" の本日11月1日(水)に、館内「太平洋」水槽で飼育展示中のジンベエザメの全長・胴回りの実測を行いました。 結果は以下のとおりです。 全 長 胴回り 推定体重 推定年齢 遊: 6 m 10 cm昨年(6 m 00 cm) 2 m 62 cm昨年(2 m 35 cm) 1,700 kg(1,650 kg) 16~17 歳 海:5 m 40 cm昨年(5 m 25 cm) 2 m 34 cm昨年(2 m 20 cm) 1,150 kg(1,050 kg) 8~9 歳 ※昨年より、健康管理の精度向上を目指し胴回りも実測しています。 海遊館では、まだ詳しい生態のわかっていないジンベエザメの生態研究や体調管理の一環としてジンベエザメの全長測定を行っています。全長測定はメジャーによる実測を行っており、この方法は給餌中のジンベエザメの体に触れるトレーニングによって実現しました。 また、今年の8月、9月に誕生したオウサマペンギンの雛の公開体重測定を実施しました。雛の体重測定は成長観察、健康状態の把握のため毎朝実施していますが、雛の成長をお伝えしたいという想いから、お客様の前でオウサマペンギンについて、雛についての解説を行いながら体重測定を実施しました。 体重測定の結果は以下のとおりです。 出生直後の体重 11月1日の体重 2023年8月11日孵化の雛 171.9g 11.04kg 2023年9月3日孵化の雛 210.0g 6.90kg ※2023年9月3日孵化の雛は、11月1日朝に測定した体重を記載しています。 計量記念日を通して生き物たちが元気に成長する様子や海遊館の健康管理の取り組みを紹介し、自然環境について興味をもっていただきたいと考えています。
2023.10.24
調査・研究
~ 11月1日は " 計量記念日 " ~ ジンベエザメの全長をダイバーが実測します
"計量記念日" にあたる2023年11月1日(日)に、ジンベエザメの全長を実測します。海遊館では、まだ詳しい生態のわかっていないジンベエザメの生態研究や体調管理の一環として全長測定を行っています。全長測定はメジャーによる実測を行っており、この方法は給餌中のジンベエザメの体に触れるトレーニングによって実現しました。昨年からは健康管理の精度向上を目指し、全長に加えて胴回りも計測します。また、海遊館が日頃から取り組んでいる、生き物たちの健康管理の取り組みについて知ってもらいたい、という思いから、同日に「南極大陸」水槽で暮らす計オウサマペンギンの雛2羽の体重測定と解説を実施します。 ジンベエザメの計測について 日 時:2023年11月1日(水) 10:30 ~ 10:40 場 所:「太平洋」水槽 測定個体:遊(ゆう)メス、推定年齢16~17歳※生き物の状況によっては予告なく計測を中止する可能性があります。※昨年の計測結果はこちら 《ジンベエザメについて》■英名:Whale shark ■学名:Rhincodon typus温帯から熱帯の沿岸および外洋に生息する大型のサメで、日本近海では黒潮に乗って春から秋にかけて現れます。体は灰色で白色の斑点が散在し、小型甲殻類などのプランクトンを食べます。最大10~13m、稀にさらに大きく成長する可能性があると考えられています。 オウサマペンギン雛の体重測定について 日 時:2023年11月1日(水) 11:25 ~ 11:30 場 所:「南極大陸」水槽 測定個体:①2023年8月11日孵化の雛 ②2023年9月3日孵化の雛 計2羽備 考:測定時、水槽内の飼育員がお客様へ解説を行います。 ※状況によって、予告なく内容を変更・中止する場合があります 《計量記念日について》 計量に関する制度は、経済・社会の最も基本的な制度であり、国民生活のあらゆる分野の基盤的制度です。計量の基準を定め、適正な計量を確保することは、日常の生活を守るとともに、経済の発展及び文化の向上のために非常に重要なものです。経済産業省では現行の計量法が施行された平成5年11月1日にちなみ、以後11月1日を「計量記念日」とし、また11月を「計量強調月間」とし、計量制度の普及や社会全体の計量意識の向上を目指しています。(一般社団法人日本計量振興協会ホームページより)
2023.10.20
調査・研究
クラウドファンディング後2回目となる、ジンベエザメの調査を開始しました。
2023年9月28日(木)に、海遊館の研究所「大阪海遊館 海洋生物研究所 以布利センター」(高知県土佐清水市、通称:以布利センター)で飼育しているジンベエザメに記録装置を取り付け、回遊ルート等、生態解明を目指した調査を開始しました。海遊館では2011年から、ジンベエザメの生態解明を目指し、北海道大学と共同で記録装置を用いた回遊ルート調査「バイオロギング」に取り組んでいます。2022年12月から2023年2月の3ヶ月間は、本調査のさらなる発展のためにクラウドファンディングを実施し、1,000万円を超えるご支援をいただくことができました。7月に実施した、クラウドファンディング後初となる調査では、過去の調査個体とは異なる行動が確認できたなど、新たな発見を得られています。→ジンベエザメの調査を開始しました。今回の調査はそれに続く、2回目の調査です。ジンベエザメが移動した座標、水深、環境を記録できる従来の記録装置(データロガー)に加え、神戸大学との共同研究の一環で、映像を記録できる「カメラロガー」を取り付け、放流しました。 カメラロガーは短時間でジンベエザメから離脱、浮上する仕組みとなっており、放流当日に回収に成功しています。映像を確認したところ、「キハダ(マグロの仲間)」が遊泳している様子等を確認できました。現在はより細かな映像解析を進めています。 座標、水深、環境を記録できる記録装置は、設定期間に達すると調査対象から切り離され、水面へ浮上し収集データを送信する仕組みとなっています。衛星を通じてデータを受信し、解析することで、ジンベエザメの回遊情報を知ることができます。調査結果につきましては、海遊館ホームページで発信する予定です。
2023.10.19
調査・研究
ジンベエザメの調査データ取得に成功!新たな発見がありました。
海遊館は、2023年7月11日(火)から、高知県の定置網に入網したジンベエザメに記録装置(データロガー)を取り付け、回遊ルート等、生態解明を目指した調査を行っていました。→ジンベエザメの調査を開始しました。1ヶ月間の調査を終え、記録装置から送信された調査データを取得することに成功しました。データを解析し、今回の調査で分かったことをご報告致します。1.回遊ルート過去の調査個体では日本列島に沿って関東~東北沖までや、南下しフィリピン付近まで回遊していたことが記録できていますが、今回の調査個体は南東へ進み、小笠原諸島付近まで回遊していたことが分かりました。2.潜行回数今回は取得できたデータ数が多く、10分おきの詳細な遊泳データによって、明け方と夕方に潜行回数が多かったことが分かりました。3.深海域への長時間潜行小笠原諸島付近では、水深500~600mの深海域へ最大6時間ほど潜行していたことが分かりました。水温データをみてみると、他の海域と比較して水温が高く、それが長時間潜行できた理由ではないかと考えています。今後は調査データをより細かく解析していく予定です。調査結果は引き続き、海遊館ホームページでお知らせ致します。ジンベエザメの回遊ルート調査「バイオロギング」は、調査のさらなる発展のために、2022年12月から2023年2月にかけてクラウドファンディングを実施し、1,000万円を超えるご支援をいただくことができました。→海遊館クラウドファンディングの結果ご報告皆様からのあたたかいご支援、ご声援により、こうして調査を実施し、成果を出せたことを大変うれしく思います。改めて、厚く御礼申し上げます。海遊館は、これからもジンベエザメの生態解明を目指し、調査研究に努めてまいります。
2023.10.17
生きもの情報
コツメカワウソの赤ちゃんが誕生しました!
バックヤードで4頭の赤ちゃんがすくすく成長中です 2023年8月23日(水)から24日(木)にかけて、バックヤードにてコツメカワウソの赤ちゃんが4頭誕生しました。海遊館でのコツメカワウソの繁殖は、2013年以来10年ぶりです。赤ちゃんの展示デビューは来春以降になる予定で、それまでは飼育員によるブログ「海遊館日記」やライブ配信で成長の様子をお伝えしてきます。 コツメカワウソの赤ちゃん(8/29撮影)コツメカワウソの赤ちゃん(10/17撮影) コツメカワウソの赤ちゃんについて ■生年月日 : 2023年8月23日(水)~24日(木)■頭数 : 4頭(オス3頭、メス1頭)■全長 : 約18cm(8月29日時点)→ 約24cm(10月11日時点) ■体重 : 118~128g(8月29日時点)→ 508~536g(10月17日時点) ■両親 : 母親...「センティ」5歳、2021年に香港オーシャンパークから搬入 父親...「ビジュ」8歳、2022年に埼玉県こども動物自然公園から搬入 担当飼育員コメント センティとビジュに新たな家族ができ、母仔ともに健康でホッとしております。コツメカワウソは生息地での個体数が減少しており、海遊館は域外保全の一環として、繁殖生理や飼育技術の向上、保全の普及啓発に取り組んできました。国内の飼育数は増加していますが、血統の偏りが課題となっており、海遊館では新たな血統を導入できるように努めてきました。今回の繁殖はこのような課題に取り組む上でも非常に重要な意義を持つもので、大変嬉しく思っています。