2023.09.19
生きもの情報
オウサマペンギンの雛が2羽誕生しました!
「南極大陸」水槽で子育ての様子をご覧いただけます 2023年8月11日(金)と9月3日(日)に、オウサマペンギンの雛が2羽誕生しました。2羽ともに「南極大陸」水槽で過ごしており、愛らしい姿をご覧いただけます。海遊館は、雛と子育ての様子をご覧いただくことで、生命誕生のすばらしさを感じていただければと考えています。 8月11日に生まれたオウサマペンギンのヒナ(9/19撮影)9月3日に生まれたオウサマペンギンのヒナ(9/19撮影) 今回誕生した雛について [ 1羽目 (※)]産卵日:2023年6月16日孵化日:2023年8月11日性 別:不明 体 重:171.9g (出生直後) 4.2kg(9月19日時点) [ 2羽目 ]産卵日:2023年7月6日孵化日:2023年9月3日性 別:不明 体 重:210g (出生直後) 706g(9月19日時点) ※1羽目の雛は、葛西臨海水族園で得られたオウサマペンギンの受精卵を、海遊館へ輸送し、孵化させました(詳細後述)。孵化後は「南極大陸」水槽で暮らしているペアが仮親(親代わり)となり、子育てをしています。 オウサマペンギンについて 和名:オウサマペンギン英名:King penguin学名:Aptenodytes patagonicus 南極大陸周辺地域に生息。ペンギン目内で2番目に大きなペンギンで、体長約90cm、体重約12kg程に成長する。海遊館では今回の雛を含め計47羽の雛が誕生しています。 オウサマペンギンの繁殖の取り組みについて 海遊館と葛西臨海水族園は、ミナミイワトビペンギンを中心にペンギン類の繁殖生態の解明、人工繁殖技術の確立等を目的とした共同研究に取り組んでいます。今回、共同研究の一環で、葛西臨海水族園で得られたオウサマペンギンの受精卵を、新幹線を利用して海遊館へ輸送し、孵化させました。受精卵輸送は生体の移動と比較し、移動がペンギンに与える負担の軽減、検疫期間や検疫中の飼育スペース確保を必要とせずに新たな血統個体を導入できる等の利点がありますが、オウサマペンギンではマニュアル化された受精卵輸送技術がありません。受精卵輸送技術の向上が、本種の「種の保存」に繋がると考えています。
2023.09.13
ニュース
【いってらっしゃいミゾレ!】巣立ちにともない、様々なイベントを開催します!
「北極圏」水槽で暮らすワモンアザラシのミゾレが、ブリーディングローンのため11月28日(火)におたる水族館(北海道小樽市)へ巣立つにあたり、ワモンアザラシの将来の繁殖を願うとともに、これまでの応援への感謝を込めて、オンラインやリアルでのミゾレ関連イベントやオリジナルグッズを販売します!また、ミゾレは11月26日(日)まで「北極圏」水槽でご覧いただけます。 2023.11.28更新 イベント一覧 .※終了 おはようミゾレ .※終了 ミゾレ特別観覧 .NEW【アーカイブ動画】ミゾレを知りたい! .NEW【アーカイブ動画】もっと知りたい!ミゾレの日常 .※終了【リアルイベント】ミゾレをパシャリ .※終了【リアルイベント】ミゾレのメモリアルツアー .【更新】 【メッセージ募集】いってらっしゃいミゾレボード .【館内限定】飼育員撮影!ミゾレの貴重な写真ステッカー .カプセルトイ「アクリルスタンド」&「缶バッジ」 .【販売中】 書籍「ミゾレ~ワモンアザラシの成長記録Ⅱ~」 .【販売中】オリジナル切手シート ミゾレ .【販売中】 キャンバストートバッグ ミゾレ .【販売中】ミニブランケット ミゾレ .【販売中】 海遊館ワモンアザラシ LINEスタンプ 1.【緊急開催決定】おはようミゾレ 開館前の海遊館でミゾレと会えるツアー。ミゾレ展示最終日と前日の開館前にゆったりと「北極圏」水槽をご覧いただけます。観覧通路より近くでミゾレを観察できるエリアでの撮影タイムも予定しています。※飼育員のお話し、質問タイムはございません。 日 時:11月25日(土)、26日(日)8:30 ~ 9:30料 金:4,000円 ※クレジット決済のみ(※別途入館料が必要)対 象:16歳以上定 員:14名/各日ご 応 募:こちらからお申込みください※抽選募集期間:11月21日~23日正午まで 2.【緊急開催決定】ミゾレ特別観覧 26日の閉館後、「北極圏」エリアの観覧時間を延長し、ミゾレの様子をご覧いただけます。 日 時:11月26日(日)19:45 ~ 20:30料 金:3,000円 ※クレジット決済のみ (※入館料不要)対 象:16歳以上定 員:45名(3グループに分かれて北極圏エリアへ5分間観覧)ご 応 募:こちらからお申込みください ※抽選募集期間:11月21日~23日正午まで 生き物の体調を優先します。以下のことをご了承いただける方のみご参加ください。 水槽内の照明は生き物の体調管理のため消灯しており、ミゾレを観覧することが難しい場合がございます。 特別観覧の時間は限られています。スタッフの指示に従い、他のお客様と譲り合ってご観覧ください。 3.【アーカイブ動画】 ミゾレを知りたい!(オンライン) オンラインイベント『ミゾレを知りたい』のアーカイブ動画をご覧いただけます。担当飼育員がミゾレの誕生から現在までを振り返りながら、今回の搬出とブリーディングローンについてお話ししたり、参加者からの質問に飼育員がお答えしました。 購入期限:2024年1月31日(水)23:59視聴期限:2024年2 月 6日(火)23:59料 金:1,500円お申込み:こちらからお申込みくださいWEB(イベントス)で販売 *クレジット決済のみ 4.【アーカイブ動画】もっと知りたい!ミゾレの日常(オンライン) オンラインイベント『もっと知りたい!ミゾレの日常』のアーカイブ動画をご覧いただけます。閉館後の夜間や朝の開館作業中など普段見ることのできないミゾレの様子や、参加者のお気に入りのミゾレの写真について担当飼育員がコメントしました。 購入期限:2024年1月31日(水)23:59視聴期限:2024年 2月 6日(火)23:59料 金:1,500円お申込み:こちらからお申込みくださいWEB(イベントス)で販売 *クレジット決済のみ 5.【リアルイベント】ミゾレをパシャリ※終了 開館前の海遊館で、ミゾレが暮らす「北極圏」水槽をご案内します。朝イチのミゾレの様子をご覧いただけたり、担当飼育員への質問タイムがあったり...観覧通路よりさらに近い場所からの撮影タイムも予定しております。 場 所:エントランスビル4階「北極圏」水槽日 時:2023年10月15日(日)、25日(水)、29日(日) 8:30~9:30(予定)料 金:6,700円(※入館料を含む)対 象:16歳以上定 員:12名/各日募集開始:2023年10月1日(日)18時~(先着順)お申込み:こちらからお申込みください※ご購入にはwebketへの会員登録が必要。(事前のご登録をおすすめいたします)※本イベント「ミゾレをパシャリ」は1会員様につき2枚までのご購入とさせていただきます ツアー終了後、開館した海遊館に再入館していただくことができます。 生き物の状態等によって、ツアーの内容が変更もしくは中止となる場合があります。 本ツアーは館内全てを周りきる内容ではございません。 メディア取材が入る可能性がございます。予めご了承ください。 6.【リアルイベント】ミゾレのメモリアルツアー※終了 担当飼育員がミゾレに関する質問にお答えしながら、人工哺育時に使用していた道具やマットなど、ミゾレにゆかりのある館内の各所をめぐるツアー型イベントです。 場 所:海遊館内 日 時:2023年11月11日(土)、18日(土)15:00~16:20(予定)定 員:各日10名対 象:16歳以上 価 格:5,000円 (海遊館入館料が別途必要)応募期間:10月18日(水)~25日 正午まで(抽選)*抽選結果の発表は25日中にメールでお送りします応 募:こちらよりご応募ください(イベントス)*クレジット決済のみ※ご購入にはイベントスへの会員登録が必要(事前のご登録をおすすめいたします) 本イベントは16歳以上の方が対象のため、16歳未満の方はご参加いただけません。 イベント料金と別に、当日受付の際に入館料をお支払いいただきます。(1名2,700円) 本イベントでは「バックヤード(水族館の裏側)」をご案内予定です。バックヤード内では写真、動画撮影いただくことができません。 バックヤードは一部足元が不安定なため、安全上、車椅子や杖などの補助が必要な方のご参加をご遠慮いただいております。予めご了承ください。 生き物の状態等によって、予告なくイベントの内容を変更する場合があります。 イベント当日は取材が入る可能性がございます。予めご了承ください。 7.【メッセージ募集】いってらっしゃいミゾレボード ※メッセージ募集は締め切りました。たくさんの応援メッセージありがとうございました。「北極圏」水槽周辺に「いってらっしゃいミゾレボード」及びメッセージ記入コーナーを設置し、ミゾレや飼育員に向けたメッセージや、お寄せいただいたお手紙・ファンアートを掲出しています。 いってらっしゃいミゾレボード 場 所:「北極圏」水槽掲出期間:~2024年1月9日(火) 8.【館内限定】飼育員撮影!ミゾレの貴重な写真ステッカー 飼育員が撮影したミゾレの貴重な写真ステッカーが完成しました。海遊館館内のスタッフにミゾレポーズをしながら、ミゾレへのメッセージを伝えていただいた方にお渡しします。((例)お願いポーズをしながら、「ミゾレ大好き!」など)週替わりで色々な種類のシールが登場するので、フワフワ生まれたての頃から現在のミゾレまで集めるとミゾレアルバムができるかも?あなたのミゾレとの思い出や応援メッセージなどをぜひ聞かせてください。(※写真ステッカーのデザインは毎週月・金曜日に変更になります。) ミゾレの写真ステッカー(一部) 場 所:海遊館内 日 時:2023年9月15日(金)~ミゾレの巣立ちまで(予定) 9.【グッズ】カプセルトイ「アクリルスタンド」&「缶バッジ」 エントランスビル3階「オフィシャルショップ」で、ミゾレ応援グッズとしてカプセルトイのイラスト缶バッジと、アクリルスタンドを販売します。また、「KAIYUKAN Official Shop Online」では11月1日よりカプセルトイ「ミゾレ コンプリートセット」(缶バッジ×10柄+アクリルスタンド5柄※ばら売り不可)を販売します。 場 所:エントランスビル3階「オフィシャルショップ」発売日:2023年10月1日~時 間:海遊館営業時間と同じ価 格:アクリルスタンド (全5種類)500円(税込)、 缶バッジ(全10種類) 300円(税込)【ミゾレ コンプリートセット(缶バッジ×10柄+アクリルスタンド5柄※ばら売り不可)】場 所:KAIYUKAN Official Shop Online日 時:2023年11月1日~ 予約販売受付中価 格:7,000円(税込)※別途、送料が必要 10.書籍「ミゾレ~ワモンアザラシの成長記録Ⅱ~」 ミゾレ1歳の誕生日に販売した「ミゾレ~ワモンアザラシの成長記録~」の第2弾です。展示デビュー前からデビュー後のミゾレの成長や生態などを写真で紹介します。ご購入いただいた方は、中のQRコードを読み込むと、未公開映像を含むミゾレの誕生から現在の映像を再編集した動画を海遊館公式YouTubeチャンネルにてご覧いただけます。また、第1弾「ミゾレ~ワモンアザラシの成長記録~」の再販も予定しています。 成長記録Ⅱ 成長記録 商品名:①「ミゾレ~ワモンアザラシの成長記録Ⅱ~」②「ミゾレ~ワモンアザラシの成長記録~」 場 所:①②エントランスビル3階「オフィシャルショップ」、KAIYUKAN Official Shop Online発売日:2023年11月1日(*オンラインショップにて予約販売受付中)時 間:①海遊館営業時間と同じ価 格:①1,500円(税込)②1,980円(税込) 11.オリジナル切手シート ミゾレ 誕生後の白いふわふわの毛のミゾレから2歳になったミゾレまで、ミゾレの誕生から成長を感じていただける切手シートです。 場 所:エントランスビル3階「オフィシャルショップ」発売日:2023年11月15日時 間:海遊館営業時間と同じ価 格:2,300円(税込) 12.キャンバストートバッグ ミゾレ 「北極圏」水槽に暮らすミゾレから実際に飼育員がとった、ミゾレの手形がデザインされたトートバッグです。 場 所:エントランスビル3階「オフィシャルショップ」、KAIYUKAN Official Shop Online発売日:2023年11月1日(*オンラインショップにて予約販売受付中)時 間:海遊館営業時間と同じ価 格:3,000円(税込) 13.ミニブランケット ミゾレ 生まれて2週間頃のミゾレをブランケットにしました。膝にかけるとミゾレが膝にのっているように感じてもらえます。 場 所:エントランスビル3階「オフィシャルショップ」、KAIYUKAN Official Shop Online発売日:2023年11月11日、(*オンラインショップにて予約販売受付中)時 間:海遊館営業時間と同じ価 格:3,000円(税込) 14.海遊館ワモンアザラシ LINEスタンプ 「北極圏」水槽横でミゾレの様子を定期的にお伝えしていたホワイトボードのイラストで、海遊館のワモンアザラシたち4頭(ミゾレ、アラレ、ユキ、モヤ)をモチーフにした海遊館公式LINEスタンプが完成しました。 スタンプイメージ 場 所:LINEスタンプショップ種 類:32種類日 時:2023年10月25日 (水) 価 格:100 LINEコイン
2023.08.21
生きもの情報
ワモンアザラシ「ミゾレ」の巣立ちが決まりました。
繁殖を見据えた取り組みです ワモンアザラシのミゾレ 「北極圏」水槽で暮らすワモンアザラシ「ミゾレ(オス、2歳)」を、おたる水族館(北海道小樽市)へ搬出することに決定いたしました。搬出時期は11月下旬の予定です。「ミゾレ」は、2021年4月1日に、海遊館で初めて繁殖したワモンアザラシです。誕生直後に低体温等の症状が認められたため飼育員が24時間体制でケアを行い、その後、日本初の完全人工哺育によって育てられました。2021年8月18日に「北極圏」水槽で一般公開を開始し、以降現在に至るまで同水槽で暮らしています。今回は、繁殖を目的とした「ブリーディングローン」による搬出です。「ミゾレ」が繁殖適齢期を迎える前に海遊館から巣立たせ、新しい環境に適応し、国内での持続的なワモンアザラシの飼育展示を実現するために、おたる水族館と共同で繁殖に取り組みます。「ミゾレ」は誕生以来、全国の方からたくさんの関心や応援をいただいています。巣立ちまでの約3か月間、少しでも多くの方に海遊館での暮らしぶりや愛らしい仕草、飼育員とのコミュニケーションの様子などご覧いただければと思います。なお「ミゾレ」の搬出に伴い、様々なイベントやキャンペーンを実施する予定ですが、詳細が決まり次第、海遊館ホームページで発信いたします。
2023.08.04
生きもの情報
※展示終了いたしました 「クリオネ」の展示を開始しました
飼育員が北極で採集しました! ※展示終了いたしました。「クリオネ(和名:ハダカカメガイ)」の展示は1年1ヶ月ぶりです。北海道大学の練習船「おしょろ丸」が実施した北極航海調査に、6月28日から8月1日までの約1ヶ月間飼育員が同行し、採集しました。本調査ではクリオネの他にも、北極圏に生息する魚類や無脊椎動物を採集しています。これらの生物の展示やイベントの実施につきましては、後日お知らせ致します。調査の様子は「海遊館日記」で紹介しています。今後も更新していきますのでお楽しみに! 場 所 館内「北極圏」 種 類 クリオネ(ハダカカメガイ) ※予告なく展示を終了する場合があります。 クリオネ(ハダカカメガイ) 日本では属名の「Clione」から、一般に「クリオネ」と呼ばれることが多い。貝殻を持たない貝の仲間であることから、「ハダカカメガイ」の和名を持つ。北極圏やその周辺といった低水温の海域に生息しており、翼のような器官「翼足(よくそく)」を羽ばたかせ、海中を漂いながら生活する。同じ貝の仲間である「ミジンウキマイマイ」を常食とし、頭頂部にある口から6本の触手(バッカルコーン)を出して捕らえる。
2023.07.12
調査・研究
ジンベエザメの調査を開始しました。
2023年7月11日(火)、高知県の定置網に入網したジンベエザメに記録装置(データロガー)を取り付け、回遊ルート等、生態解明を目指した調査を開始しました。海遊館では2011年から、ジンベエザメの生態解明を目指し、記録装置を用いた回遊ルート調査「バイオロギング」に取り組んでいます。2022年12月から2023年2月の3ヶ月間は、本調査のさらなる発展のためにクラウドファンディングを実施し、1,000万円を超えるご支援をいただくことができました。今回はクラウドファンディング実施後初となる調査で、高知県の定置網に入網した全長6.9mのオスのジンベエザメに、調査期間を1ヶ月に設定した記録装置を取り付け、放流しました。記録装置は設定期間に達すると調査対象から切り離され、水面へ浮上し収集データを送信する仕組みとなっています。衛星を通じてデータを受信し、解析することで、ジンベエザメが移動した座標、水深、環境といった情報を知ることができます。調査結果につきましては、海遊館ホームページで発信する予定です。
2023.06.16
生きもの情報
ミナミイワトビペンギンが2羽誕生しました
「フォークランド諸島」(マルビナス)水槽内で親鳥が子育て中です 2023年6月10日(土)、11日(日)に、「フォークランド諸島(マルビナス)」水槽で、ミナミイワトビペンギンの雛が計2羽誕生しました。 子育ての様子(6/12撮影)ミナミイワトビペンギンの雛(6/12撮影) 2羽の雛は成長を安定させるため、1羽は親鳥が、もう1羽は「仮親(親鳥ではない別のペア)」が子育てをしています。親鳥・仮親が雛に口移しで餌を与えるなど、子育ての様子を観察できます。雛の成長は順調で、毎朝の体重測定や観察で健康状態をチェックしながら子育てを見守っています。 雛と子育ての様子をご覧いただくことで、生命誕生のすばらしさを感じていただければと考えています。 今回誕生した雛について [ 1羽目 ]孵化日:2023年6月10日(土)性 別:不明 体 重:77.7g (出生直後)276.5g (6月16日) [ 2羽目 ]孵化日:2023年6月11日(日)性 別:不明 体 重:55.5g (出生直後)204.2g (6月16日) 担当者のコメント 海遊館でのミナミイワトビペンギンの繁殖は3年ぶりとなります。これまで毎年のように雛が誕生していたのが昨年、一昨年と途絶え、どうすれば繁殖を再開できるか悩み、試行錯誤を重ねる毎日でした。このように雛の姿を見ることができて、とても嬉しく思います。 ミナミイワトビペンギンについて 和名:ミナミイワトビペンギン英名:Southern rockhopper penguin学名:Eudyptes chrysocome フォークランド諸島など南極周辺の島々に生息し、体長は約50cmでペンギンのなかでも小型の種。岩場を飛び跳ねながら移動することからこの名前が付いた。目の上にある黄色い冠羽が特徴。沿岸の岩場の小石や雑草で巣を作り、メスは1回の繁殖で通常2個の卵を産む。ペンギンの中では気性がやや激しい。小魚やオキアミなどを食べる。IUCN(国際自然保護連合)が定めるレッドリストにて、絶滅危惧種に指定されている。
2023.05.26
ニュース
ミニ企画展「伝えるカワウソたち」開催のお知らせ
7/18 みなさまも宣言してみませんか? 2023年5月26日(金)から、ミニ企画展「伝えるカワウソたち」を開催します。本企画展では、「コミュニケーション」「生息地」「保全への取り組み」の3つのテーマでコツメカワウソの生態を紹介します。コミュニケーションテーマ内「におい」のコーナーでは、コツメカワウソが縄張りの主張や威嚇の際に肛門腺から出す「分泌液」を展示しており、においを体験いただくことができます。海遊館は企画展を通し、コツメカワウソの魅力や保全活動をお伝えしたいと考えています。 ミニ企画展「伝えるカワウソたち」について 開催期間:2023年5月26日(金)~ 2023年10月29日(日) 場 所:海遊館メインビル4F(ビューイングルーム) 料 金:無料(海遊館入館料に含む) 「カワウソの未来のために~みんなの行動宣言~」参加者募集! 企画展をみていただいたお客様に、カワウソや地球のためにできること(行動宣言)を記入していただいた用紙を「カワウソ顔パネル」に展示します。開催期間:2023年7月18日(火)12:00 ~ ※用紙がなくなり次第終了 対 象:小学生以上 場 所:ミニ企画展「伝えるカワウソたち」内 料 金:無料
2023.05.17
生きもの情報
イトマキエイの出産と赤ちゃん死亡のお知らせ
2023年5月16日(火)に妊娠中のイトマキエイ(2022年12月12日報道発表済み)が出産しましたが、赤ちゃんは誕生後に死亡しました。病理解剖と血液検査の結果から、遊泳が上手くできず体力を消耗し、血液のバランスが崩れたことが原因と考えています。 「太平洋」水槽で飼育しているメス(以下「母親」)の妊娠が判明してから、定期的な超音波検査により 胎仔の成長を確認し、母親の腹部の膨らみや行動の変化を記録していました。また、誕生後の赤ちゃんの保護を目的に、水槽内に仕切り網を設置して出産に備えていました。 5月16日の朝8時30分、飼育員が「太平洋」水槽の観察時に赤ちゃんを確認しました。赤ちゃんの遊泳が不安定であったため、ダイバーがサポートしながら見守っていましたが、12時頃から遊泳が弱くなる等の不調が見られました。飼育員と獣医が赤ちゃんを取り上げ、ケアに努めましたが、16時18分に死亡しました。 なお、母親は出産後の経過観察のため、引き続き「太平洋」水槽の仕切り網内で飼育いたします。 (6月2日に仕切り網を撤去いたしました。) 今回、海遊館では世界で初めて飼育下におけるイトマキエイの妊娠から出産に至る知見を得ることができました。この知識と経験を最大限に活かし、イトマキエイの繁殖と保全に役立てていきたいと考えています。 イトマキエイ仔について ■出生日 : 2023年5月16日(火)早朝 ■性 別 : オス ■体盤幅 : 1.03m ※体盤幅...両胸びれ間の長さ ■母 親 : 体盤幅2.04m、2015年から海遊館で飼育 イトマキエイについて 英名Spinetail devilray学名:Mobula mobula 南日本から東シナ海、南シナ海、ハワイにかけて分布する大型のエイで、頭部にある一対の頭鰭(あたまびれ)が特徴。体盤幅約3m。オニイトマキエイやナンヨウマンタに姿が似るが、口の位置や幅の違いにより見分けられる。漁獲による生息数の減少が示唆されており、IUCN (国際自然保護連合)のレッドリストでは「危機(EN)」に指定されている絶滅危惧種。外洋域に生息することや飼育例の少なさから研究が進んでおらず、生態に謎が多い。
2023.05.12
ニュース
5/12~14 「サンゴショーウィンドウ」を開催します。
5月12日(金)~14日(日)の3日間、「グレート・バリア・リーフ」水槽で、海洋プラスチック等を再利用して作られたファッションアイテムを展示する特別企画「サンゴショーウィンドウ」を開催します。 「サンゴショーウィンドウ」展示 「グレート・バリア・リーフ」水槽は、2024年9月のオープンに向けてリニューアル工事中です。「グレート・バリア・リーフ」水槽リニューアル工事のお知らせ【2024年9月オープン予定】今回の企画は、リニューアル工事で魚を移動させ、海水を全て抜いた展示水槽が舞台です。サンゴ礁を背景に、海洋プラスチックごみや漁網などの素材をリサイクルして作られた、海にやさしいファッションアイテムをショーウィンドウ風に展示します。水槽に並ぶアイテムは、ウィンドウに貼られたQRコードをスマホで読み込むことで実際に購入可能です。※展示アイテムの中には一部非売品のものもございます。1990年の開館以来、33年にわたり海遊館を支えてきた展示と海洋保全プロダクトのコラボレーションにより、サンゴ礁の海のかけがえのなさ、保全の大切さを感じていただくきっかけとなればと考えています。 『サンゴショーウィンドウ』について 開催期間:2023年5月12日(金) ~ 5月14日(日) 営業時間:5月12日(金)...10:30~20:00 5月13日(土)14日(日)...9:30~20:00 場 所:メインビル4F 「グレート・バリア・リーフ」水槽 協賛企業: ECOALF(エコアルフ) PORTRUNKS(ポルトランクス) Rideeco(リデコ)
2023.04.27
生きもの情報
「グレート・バリア・リーフ」水槽リニューアル工事のお知らせ【2024年秋オープン予定】
「グレート・バリア・リーフ」水槽リニューアル工事のお知らせ2024年秋オープン予定 2023年5月8日(月)より、「グレート・バリア・リーフ」水槽を閉鎖し、リニューアル工事を行います。 オープンは、2024年秋を予定しています。 「グレート・バリア・リーフ」水槽は、オーストラリア北東海岸沖、面積26万㎢に達する世界最大のサンゴ礁と、そこで暮らす熱帯性の魚たちの生態系を再現しています。 今回のリニューアル工事では、"サンゴの生命力"をテーマに、サンゴ礁の華やかさだけでなく、生命のつながりや再生など、より自然に近いリアルな表現に挑戦し、地球規模の環境保全について、これまで以上にメッセージを発信できる展示への進化を目指します。 また、展示リニューアルに伴う特別企画として、魚を展示水槽からバックヤードに移動し、海水を抜いた展示空間の擬サンゴを舞台に、海洋プラスチック等を再利用して作られたファッションアイテムで彩る『サンゴショーウィンドウ』を3日間限定で開催します。 『サンゴショーウィンドウ』について 開催期間:2023年5月12日(金) ~ 5月14日(日) 場 所:メインビル4F 「グレート・バリア・リーフ」水槽 協賛企業: ECOALF(エコアルフ) PORTRUNKS(ポルトランクス) Rideeco(リデコ)