2024.07.01
生きもの情報
ミナミイワトビペンギンの雛が誕生しました。
展示水槽で子育ての様子をご覧いただけます。 2024年6月4日(火)に、ミナミイワトビペンギンの雛が誕生しました。現在は、ミナミイワトビペンギンを飼育展示している「フォークランド諸島(マルビナス)」水槽内で、親鳥が子育てをしており、時折、雛に口移しで餌を与える等の様子をご覧いただけます。雛の成長は順調で、飼育員は毎朝の体重測定や観察で健康状態をチェックしながら、子育てを見守っています。 ★6月22日(土)に今年2羽目の雛が誕生しました。1羽目、2羽目とも順調に成長しています。※生物の状況により、予告なく展示期間や展示数を変更する場合があります。また、通常はご覧いただけない雛の体重測定を、飼育員の解説付きで公開実施する特別イベント「のびのびイワトビ!」を開催します。詳細、お申込みはコチラ ミナミイワトビペンギンの親子(6月6日撮影) ミナミイワトビペンギンの雛について【孵 化 日】 2024年6月4日(水)【展示場所】エントランスビル4F「フォークランド諸島(マルビナス)」水槽【性 別】不明【体 重】63.8g(孵化直後)約177g(6月10日時点) →約1.4kg(7月1日時点) 2羽目の雛の子育ての様子(6月26日撮影) 2羽目のミナミイワトビペンギンの雛について 【孵 化 日】2024年6月22日(土)【展示場所】エントランスビル4F「フォークランド諸島(マルビナス)」水槽【性 別】不明【体 重】64.8g(孵化直後)約200g(7月1日時点)
2024.06.19
ニュース
【お知らせ】ワモンアザラシのミゾレについて
本日2024年6月19日、おたる水族館で暮らす海遊館生まれのワモンアザラシ「ミゾレ」が死亡したとの連絡を受けました。突然の知らせに私たちも大変悲しく思います。 また、これまで「ミゾレ」を大切に飼育展示していただいたおたる水族館の皆様には心より感謝申し上げます。 「ミゾレ」は、2021年4月1日に、海遊館で初めて繁殖したワモンアザラシです。誕生直後に低体温等の症状が認められたため飼育員が24時間体制でケアを行い、その後、日本初の完全人工哺育によって育てられました。その様子を海遊館公式YouTubeチャンネルやSNS、飼育員によるブログ「海遊館日記」などでお伝えし、愛らしい姿とともに命の力強さを教えてくれました。 「北極圏」水槽にデビュー後も、飼育員との愛らしいコミュニケーションやダイバーとじゃれあう様子が大人気で、展示水槽前にはいつも「ミゾレ」ファンの皆様が集まるだけでなく、ファンの皆様たちの中でもコミュニケーションが生まれ、新たなつながりを作ってくれました。 この度の悲しいお知らせには心より残念に思いますが、「ミゾレ」が残してくれた楽しい思い出やつながりをこれからも大事にしたいと思います。これまで「ミゾレ」を応援してくださったファンの皆様、本当にありがとうございました。 どうか安らかに。ありがとう、ミゾレ。
2024.05.30
調査・研究
~世界最大のサンゴ礁「グレートバリアリーフ」保全プロジェクト~ クラウドファンディングに挑戦します
~世界最大のサンゴ礁を守る取り組み~『海遊館からつながるグレートバリアリーフ保全プロジェクト』クラウドファンディングに挑戦します。 海遊館では1990年の開業当初より、オーストラリア北東部に広がる世界最大のサンゴ礁・グレートバリアリーフを再現した「グレート・バリア・リーフ」水槽の展示を通して、その自然環境やそこで暮らす生き物の生態を伝えてきました。同水槽は現在、"サンゴの生命力"をテーマとしたリニューアル工事を進めています(2024年秋オープン予定)。 水槽リニューアルに向けた現地潜水調査などを経て、改めてグレートバリアリーフの美しさ、生命の素晴らしさをより多くの方に知っていただきたい、という想いが強くなり、クラウドファンディングに挑戦することとなりました。 皆様からご支援いただいた支援金は、海遊館からの拠出金を合わせてグレートバリアリーフの環境保全に向けて活動する現地NPO団体に寄付させていただきます。今回の取り組みを通して、グレートバリアリーフやサンゴ礁のことをお伝えするとともに、海遊館が架け橋となり、ご支援者様一人ひとりの想いを豊かな海の未来につなげていくことができればと考えています。 今回のクラウドファンディングについて 資金の用途 NPO団体「Great Barrier Reef Legacy」へグレートバリアリーフ保全活動支援として寄贈 実施期間 2024年6月3日(月)~2024年7月31日(水) 目標金額 1,000万円 形 式 All in形式(目標金額を達成しなかった場合も実施) プラットフォーム READYFOR 「Great Barrier Reef Legacy」について グレートバリアリーフの環境保全を目的に設立されたNPO団体。オーストラリアのクイーンズランド州を拠点とし、35年以上にわたってサンゴ礁の調査研究や教育普及活動を行う他、近年ではサンゴの保護を目的とした「バイオバンク」事業にも取り組んでいる。 返礼品一部紹介 海遊館にまつわる様々な返礼品を準備予定です。 ▲カラフルサンゴのECOキーホルダー ▲海にやさしいフラットポーチ ▲ジンベエザメの給餌体験 ▲サンゴ飼育員体験 ※予告なく内容を変更、または中止する場合があります。 海遊館館長より 地球と海、太陽、そしてサンゴ 2019年9月、展示水槽のリニューアル計画を進めていく中で、グレートバリアリーフの潜水調査に参加する機会がありました。書籍や写真や映像などで、現地の自然やサンゴ礁の様子は、十分に理解しているつもりでした。 体験したグレートバリアリーフの海中は、太陽の光にあふれ、白い砂地から巨大なサンゴ礁がそびえ立つ壮大な景観に圧倒されます。波が作る光のカーテンがゆらめき、サンゴたちを照らしていました。 壮大な海、太陽の存在...、奇跡の星、水の惑星と呼ばれる地球を実体感して、この自然を未来の世代に届けていきたいと心から思います。 海遊館館長 村上 寛之
2024.04.17
生きもの情報
「ちびうそ」たちがいよいよデビュー! 昨年誕生したコツメカワウソ3兄弟が「日本の森」へ登場します
2024年4月24日(水)より、コツメカワウソのオスの3兄弟「ヒノキ」「ブナ」「ミョウガ」が「日本の森」水槽で展示デビューします 2023年8月、コツメカワウソの赤ちゃんが4頭誕生しました。海遊館でのコツメカワウソの繁殖は10年ぶりで、バックヤードで親が子育てを行う中、毎朝の体重測定や生後約40日頃に行った離乳訓練、おもちゃで遊ぶ様子などを、Instagramライブやブログ海遊館日記で「ちびうそ」と題しご紹介してきました。今回3頭は、現在バックヤードで同居しているおとなの「ミウ」とともに「日本の森」へ登場します。バックヤードよりも深く広いプールや滝、水中を泳ぐアユなど、展示水槽はちびうそたちの「はじめて」がたくさんあります。新しい刺激にふれながら成長していくちびうそたちを、これからも見守っていただけると嬉しいです。なお、4兄妹唯一のメス「シイ」は、母親「センティ」とともに「NIFREL(ニフレル、大阪府吹田市)」で一足早く展示デビューしています。 左から「ミョウガ」「ブナ」「ヒノキ」の3兄弟と「ミウ」(4月16日撮影) 展示情報 日 時:2024年4月24日(水) ~展示場所:館内7-8F「日本の森」水槽個体愛称:「ヒノキ」「ブナ」「ミョウガ」*いずれもオス同居個体:「ミウ」5歳・オス、2021年に香港オーシャンパークから搬入※生物の状況により、予告なく展示期間や展示数を変更する場合があります。
2024.04.10
ニュース
令和6年能登半島地震災害に係る義援金募金について
令和6年1月26日より海遊館とニフレルに義援金箱を設置し、多くの方々にご支援、ご協力を頂きました。改めて厚く御礼申し上げます。お寄せいただきました義援金「57,422円」につきましては、日本赤十字社へお届けいたします。令和6年4月10日⇒ 令和6年能登半島地震災害に係る義援金募金箱の設置について
2024.04.05
ニュース
【4/11~5/31】今年もジンベエザメが空を舞う!?「ジンベエのぼり」を掲揚します。今年は「サンゴのぼり」が初登場
4/11~5/31ジンベエザメが空を舞う!?「ジンベエのぼり」を掲揚します今年は「サンゴのぼり」が初登場! ※台風の接近に伴い、5月28日からの掲揚を中止し、終了いたします。「こどもの日」にちなみ、ジンベエザメをはじめとした25種30体の生き物たちがモチーフの「ジンベエのぼり」を、海遊館前のイベント広場に掲揚します。16回目の開催となる今年は、「サンゴのぼり」が初登場します。また、ジンベエのぼりの掲揚に合わせて、館内では折り紙で「ジンベエのぼり」を作るワークショップを開催します。 「ジンベエのぼり」(過去開催の様子) 「ジンベエのぼり」は、元々は大きな魚の後ろを小さな魚がついて泳ぐ性質を利用したカツオ漁の漁具です。海遊館ではジンベエザメ以外にも多種多様な海の生き物ののぼりを掲揚してきました。そして、今年は世界最大級のサンゴ礁を再現した「グレート・バリア・リーフ」水槽のリニューアルオープン(9月予定)に向けて、館内エントランスビル4階では特別展「いのちぐるぐるサンゴ展」、企画展「MAKING OF GBR展」など、サンゴに関連する様々な展示を行っています。新たにサンゴのぼりを加え、施設内外をサンゴで彩ります。青空の中を舞い泳ぐ生き物たちを見て、どんな種類か想像したり、楽しみながらお気に入りを探してみてください。 ジンベエのぼり 開催期間:2024年4月11日(木)~ 5月31日(金)(予定)開催場所:海遊館前イベント広場料 金:無料そ の 他:荒天予想時等は急遽掲揚を中止させていただく場合がございます ジンベエのぼり折り紙ワークショップ 開催期間:2024年4月12日(金)・ 13日(土)・14日(日)各日13:30~16:00開催場所:エントランスビル4階料 金:無料(*海遊館入館料に含む)人 数:随時受付(先着順)参加方法:エントランスビル4F特別展「いのちぐるぐるサンゴ展」前の受付カウンターへお越しください。※混雑状況によって、待ち時間が発生する場合があります。
2024.03.21
販売・ショップ
ワモンアザラシ「ミゾレ」のオリジナル切手を、期間限定で通信販売します。 ※終了しました。
おたる水族館でのミゾレ一般公開スタートを記念した、特別販売です。 ※通信販売は終了しました。※館内「オフィシャルショップ」では引き続き販売しています。 2021年に海遊館で誕生し、2023年11月に北海道のおたる水族館へ巣立ったワモンアザラシの「ミゾレ」。 先日3月16日(土)よりおたる水族館でのミゾレ一般公開がスタートしたことを記念し、海遊館内「オフィシャルショップ」でのみ販売していた『オリジナル切手シート ミゾレ』を、期間限定で通信販売します。 海遊館にご来館いただくことが難しく、これまで購入できなかったというお客様も、この機会にぜひお買い求めください。 「オリジナル切手シート ミゾレ」通信販売 販売期間:2024年3月22日(金)~ 3月29日(金)価 格:2,300円/枚 + 送料700円(全国一律) ※1件につき10枚までご購入いただけます。 購入方法:ご購入枚数に応じた送料込みの金額を、現金書留にてご送付ください。※上記販売期間中必着送付先...〒552-0022大阪府大阪市港区海岸通1-1-10 海遊館 営業部 ミゾレ切手係06-6576-5501お届予定:4月中旬以降より、順次発送します。 ※レシート(領収書)は商品に同梱します。 また、現在リニューアル工事中の海遊館「北極圏」ワモンアザラシ水槽は、4月5日(金)オープンを予定しています。オープンまで、もうしばらくお待ちください。※バックヤードでのワモンアザラシたちの様子は、ブログ「海遊館日記」や海遊館公式SNSで発信しています。
2024.03.11
調査・研究
ArCSⅡ沿岸環境課題 共同講演会『北極圏の今を知り、未来へつなげる ~アザラシからわかること~』開催のお知らせ
海遊館×ArCSⅡ 共同開催『北極圏の今を知り、未来へつなげる ~アザラシからわかること~』 「ArCSⅡ(北極域研究加速プロジェクト)」とは、「国立極地研究所」「海洋研究開発機構(JAMSTEC)」「北海道大学」の3機関が中心となり、地球温暖化の影響が最も顕著に現れている北極域について研究することを目的に発足されたプロジェクトで、海洋課題や沿岸環境課題など、研究分野は多岐にわたります。 海遊館は、2018年にArCSⅡの前身である「ArCS(北極域研究推進プロジェクト)」の事業として実施された北海道大学の練習船「おしょろ丸」での北極航海調査に初めて同行、採集調査を実施し、2023年にArCSⅡ事業として再び実施された「おしょろ丸」北極航海調査にも同行しました。館内「北極圏」水槽では、採集した北極圏生物や北極調査についての解説パネルを展示しています。 本イベントでは、海遊館とArCSⅡがそれぞれ飼育、または研究している「北極圏のアザラシ類」をテーマとし、飼育から得たアザラシの生態、調査研究で判明した野生下のアザラシや自然環境の現状などを、飼育員と研究者がお話しします。 講演会概要 開催日時:2024年3月24日(日) 13:30~16:30場 所:海遊館エントランスビル2F「海遊館ホール」参加申込:150名(先着順・無料)を募集します。 ※年齢制限はありませんが、中学生以上対象の講演内容です。内 容:飼育員と研究者が、「北極圏のアザラシ類」について、様々な観点からお話しします。 〇北半球に生息するアザラシの紹介など 三谷曜子 (京都大学) 〇グリーンランドでのアザラシ調査 櫻木雄太 (北海道大学) 〇アザラシの食べ物とイヌイットの毛皮利用 日下稜 (北海道大学) 〇海遊館で飼育する北極圏のアザラシ 竹内慧 (海遊館) 〇おしょろ丸での北極圏調査収集について 村田幹斗 (海遊館)そ の 他 :〇イベント時にメディア取材が入る可能性がございます。予めご了承ください。 お申込みはこちら 【 共同開催について 】本イベントは、海遊館とArCSⅡ沿岸環境課題が共同で開催します。ArCSⅡ(北極域研究加速プロジェクト)
2024.02.27
ニュース
【3/5 OPEN】サンゴが主役の新特別展「いのちぐるぐるサンゴ展」とミニ企画展を開催します
2024年の海遊館はサンゴが主役!新特別展『いのちぐるぐるサンゴ展』とミニ企画展『MAKING OF GBR水槽』を開催します 世界最大級のサンゴ礁の海を再現した「グレート・バリア・リーフ」水槽の2024年秋のリニューアルオープンに先駆け、2024年3月5日(火)よりサンゴが主役の2つの展示を開催します。 新特別展『いのちぐるぐるサンゴ展』 開催期間:2024年3月5日(火)~ 2025年1月(予定)開催場所:海遊館エントランスビル4階 「企画展示室」料 金:無料(海遊館入館料に含む) 特設ページはこちら 海遊館初となるサンゴにクローズアップした特別展で、サンゴの生命力がテーマです。長い時間をかけて「サンゴ礁」を形成し、多種多様な生き物たちの住処にもなる、海の生態系において非常に大きな役割を持っているサンゴの魅力を、生体展示や幅約 6mの大型スクリーンで上映するアニメーション作品などでお伝えします。 サンゴが育む命 幅約6m、高さ約2mの巨大スクリーンで、サンゴの生活やサンゴ礁で暮らす生き物たち、サンゴのたくましい生命力を表現したアニメーション作品を上映します。(上映時間:約4分 上映頻度:約12回/時) 多様なサンゴ 4つの水槽を連結させた幅4mの水槽で、約20種、60点のサンゴを展示します。各種の解説文はポエム調で親しみやすくお伝えする他、デリケートなサンゴを飼育するための水槽設備も展示しています。展示予定生物:ウスエダミドリイシ、ハナヤサイサンゴ、ベニウミトサカなど ミニ企画展『MAKING OF GBR水槽』 開催期間:2024年3月5日(火)~ 2025年1月(予定)開催場所:海遊館エントランスビル4階料 金:無料(海遊館入館料に含む) 秋のリニューアルオープンに向けて工事が進んでいる「グレート・バリア・リーフ」水槽。リアリティを追求するため、 飼育員たちは現地に行きました。実際のグレートバリアリーフでは、サンゴやサンゴ礁で暮らす生き物たちがどのような環境で暮らしているのかだけでなく、 太陽光による生き物たちの「見え方」なども観察しました。 本展では、そんな現地の様子や、新しい「グレート・バリア・リーフ」水槽のコンセプト、展示イメージをパネル展示で紹介します。
2024.02.15
ニュース
令和6年能登半島地震の被災者・被災地への支援について
このたびの令和6年能登半島地震によりお亡くなりになられた方々にお悔やみ申しあげますとともに、被災された方々に心よりお見舞い申しあげます。当社では、被災者の支援および被災地の復興に役立てていただくため、当社および役職員からの義援金として、総額2,577,724円を石川県および公益社団法人日本動物園水族館協会を通じて寄付いたします。 また、現在、海遊館およびニフレルの館内に募金箱を設置し、お客様からのご支援、ご協力を募っています。お寄せいただいた義援金については、日本赤十字社を通じて被災地へお届けいたします。役職員一同、被災地の一日も早い復興を心より祈念いたします。