2014.06.13
調査・研究
「天保山岸壁の生物調査(6月7日)」の結果をお知らせします
海遊館では、天保山岸壁にすんでいる付着生物や泥中の生物を定期的に採集して調査を行っています。今回は「2014年大阪湾生き物一斉調査」の一環として、一般の参加者と共に実施しましたので、結果をお知らせします。 ・実施日 :平成26年6月7日(土)9:30~12:00・場所 :海遊館西側の天保山岸壁・参加者 :一般募集の参加者26名とスタッフ4名・調査方法 :岸壁に沈めた付着基盤より採集、採泥器でとった泥より採集・結果 :カニやエビの仲間(節足動物門)、貝やウミウシの仲間(軟体動物門)をはじめ、 合計約50種の生き物を観ることができました。 ※現在、種の同定作業を行っている生き物もいますので、さらに種数は増える見込みです。 詳細は後日ホームページ上でお知らせします。 【 確認された生き物(一部)】 イッカククモガニ イトマキヒトデ サルボウガイ マンハッタンボヤ ケフサイソガニ フトメリタヨコエビのオス・メス マヒトデ タオヤギソウ
2014.06.02
調査・研究
「大阪湾スナメリ調査」の結果をお知らせします
「大阪湾スナメリ調査」の結果をお知らせします。 調査日 : 2014年5月31日(土)出航9時50分ごろ、帰航15時50分ごろ場 所 : 大阪湾、関西国際空港付近参加者 : 一般の方(19名)、大阪ECO動物海洋専門学校(19名)、マスメディア関係者(3名)、海遊館(4名)航行距離 : 130km発見数 : 5回、のべ10頭(5群10頭)群れサイズ : 1~3頭 NO 緯度 経度 時刻 頭数 1 N34:23:31.88 E135:09:17.68 12:01 2 2 N34:24:48.82 E135:10:06.56 14:12 2 3 N34:24:53.64 E135:09:54.72 14:24 1 4 N34:28:14.19 E135:14:13.39 14:48 3 5 N34:30:43.85 E135:16:55.49 15:09 2 スナメリは、体が小さく背びれがないことから波に紛れてしまうことが多く、海上で発見するのが非常に難しい生き物ですが、今回はお天気と海況にも恵まれ、参加者全員でスナメリを目撃することができました。 また、ご参加いただいたみなさまと一緒に大阪湾を見ながら、あらためて人の暮らしと環境について考えるよい時間を持つことができました。これからも、「大阪湾スナメリ調査」を継続し、たくさんの方とスナメリの暮らしを見守りたいと考えています。 今回の調査航路です。 大阪湾のスナメリたち (体は少ししか見えていませんが、2頭います)※春から初夏は、繁殖シーズンと考えられています。雌雄のペアや親子の可能性があります。 スナメリ調査の様子「え~っ、どこどこ~?」 「大阪湾スナメリ調査」の様子は、「海遊館日記」(ブログ)でも紹介しています。「イルカ通信番外編」 http://www.kaiyukan.com/blog/2014/06/post-438.html
2014.05.22
ニュース
カリフォルニアアシカの赤ちゃんが生まれました!
「モンタレー湾」水槽でカリフォルニアアシカの子育てが始まりました!時間や場所によっては、子育ての様子をご覧いただけます 平成26年5月19日(月)の13時32分、「モンタレー湾」水槽でカリフォルニアアシカの赤ちゃんが誕生しました!母子ともに元気で、生まれて1時間後には授乳の様子も確認しています。 今回出産したカリフォルニアアシカは、愛称「スミレ」(体重90kg、年齢11歳)、父親は「ルーク」(体重約250kg、年齢24歳)で、スミレは今回が2回目の出産です。 スミレは前あしを使って赤ちゃんを'よしよし'するように優しくなでるような仕草をしたり、自分の餌の時間も赤ちゃんの鳴き声を聞くとすぐ赤ちゃんの元にかけつけたりと、赤ちゃんをとても大切にしながら上手に子育てをしています。 生時の赤ちゃんは体長約70㎝、体重9.02㎏で、性別はまだわかっていません。産後の経過は順調で、赤ちゃんが元気に母乳を飲む様子も確認しています。アシカの赤ちゃんは生後約1年間母親の母乳で成長します。現在お客様がご覧いただける展示水槽内で子育てを行っているため、時間や場所によっては親子のほほえましい様子をご覧いただけます。 「モンタレー湾」水槽には、赤ちゃんの父親であるルークだけではなく、平成23年6月にスミレが出産した「コア」(体重53kg、年齢3歳)も一緒に暮らしています。誕生したばかりの赤ちゃんが、アシカファミリーの新たな一員としてすくすく育ってくれるよう、しっかりと成長を見守っていきたいと考えています。 【優しく子育てするお母さんアシカ「スミレ」と赤ちゃんの様子】 1.今回生まれたカリフォルニアアシカの赤ちゃんについて 生年月日 平成26年5月19日(月) 生まれた場所 海遊館7階「モンタレー湾」水槽内 出生時の状況 観察強化中の飼育係員が見守る中、13時32分に誕生。約1時間後に最初の授乳も確認。 出生時の赤ちゃんのデータ 体長 約70cm(目測) 体重 9.02㎏(実測) 性別 不明 2.カリフォルニアアシカについて 和名 カリフォルニアアシカ英名 California sea lion学名 Zalophus californianus 鰭(き)脚(きゃく)目(もく)アシカ科。 北太平洋東岸のみに生息します。成長するとオスは体長約200cm、体重約300kg、メスは体長約170cm、体重約100kgになります。オスは全身こげ茶色で、メスはやや淡いこげ茶色です。 四肢が発達し、水中遊泳だけでなく、陸上歩行にも役立っています。 一夫多妻で、1頭のオスが約30頭のメスや子どもを率いて「ハーレム」と呼ばれる群れを作ります。自然界では5~6月が交尾の時期で、妊娠期間は約1年間。通常1回の出産で1頭の子どもを産み、生後約1年間授乳を続けます。メスは3~4歳、オスは5歳前後で性的に成熟し、繁殖に関わります。
2014.05.19
ニュース
生後5ヵ月のわんぱく盛り、コツメカワウソの四兄妹!
【お知らせ】6月2日(月)より、コツメカワウソの子どもたちは、バックヤードで健康診断を行うことになりました。子どもたちをご覧いただくことができなくなりますが、ご理解の程、よろしくお願い申し上げます。尚、企画展示「体感!熱帯雨林」の水辺コーナーでは、引き続きコツメカワウソをご覧いただけます。 ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●● 開催中の企画展示「体感!熱帯雨林」内の特設水槽に、生後5ヵ月になるコツメカワウソの四兄妹がデビューします。期間は、平成26年5月21日(水)から平成27年1月12日(月・祝)まで、デビューするのは四兄妹とその母親(愛称:アヤメ)の計5頭です。コツメカワウソの四兄妹はバックヤードで生まれ、一般公開するのは今回が初めてです。※コツメカワウソの体調などにより、展示する頭数が変更になる場合があります。 今回展示するコツメカワウソの四兄妹は、平成25年12月29日と30日に誕生しました。 母親のミルクを卒業し餌の魚を自分で食べ、プールで泳ぐことができるようになったことから、一般公開することにしました。四兄妹が生まれた時の体長は約8cm、体重46~57gで人間の手のひらに乗るほどの大きさでしたが、現在は全長約30cm、体重約1.3kgと母親の半分くらいに成長しました(母親は全長約70cm、体重約3㎏)。四兄妹はとても活発で何にでも興味を持ち、母親が食べている餌を横取りするなど、わんぱく盛りでかわいらしい時期です。海遊館では、元気で微笑ましい様子をたくさんのお客様にご覧いただきたいと考えています。 【コツメカワウソ四兄妹の展示について】 展示開始 平成26年5月21日(水)~平成27年1月12日(月・祝)※企画展示「体感!熱帯雨林」の開催期間中になります※生き物の体調などにより、予告なく展示数を変更または中止する場合があります展示場所 海遊館エントランスビル4階「新体感エリア」特別展示室展 示 数 5頭(母親と子ども4頭)母親:愛称「アヤメ」子ども:愛称「ワラビ」「ツクシ」「スイカ」(3頭がオス)、「コノハ」(1頭のみメス)性格など「ワラビ」貝殻などのおもちゃが好きで、一人で遊ぶことが多い。「ツクシ」甘えん坊で母親のアヤメから餌の魚をもらっている。顔が大きい。「スイカ」おっとりした性格で、ぼんやりとしていることが多い。「コノハ」四兄妹で最も気が強い。餌の時間は飼育係員から離れないくいしんぼう。 【コツメカワウソ】 英名 Asian small clawed otter 学名 Amblonyx cinereaイタチ科。カワウソの仲間では最も小型の種。東南アジアに分布する。四肢の指に小さく短い爪があることから、この名前がついた。指先は器用で上手にものをつかむことが出来る。小魚やカエルなどを食べる。かつて日本には「ニホンカワウソ」が生息していたが、2012年8月に絶滅種に指定された。
2013.09.10
ニュース
海遊館のペンギンたち、さらにベビーラッシュ!オウサマペンギンの赤ちゃんが誕生しました!
平成25 年8 月27 日(火)に、オウサマペンギンの赤ちゃん1 羽が誕生しました。現在、「南極大陸」水槽にて、親鳥がおなかの下で保護しており、時折、赤ちゃんが顔をのぞかせます。 8月27日に生まれたオウサマペンギンの赤ちゃん(9月10日撮影) こんなに大きくなりました!(10月15日撮影) オウサマペンギンは、ペンギンの中でも特別な方法で卵を温めます。巣をつくらず、卵を直接あしの上に乗せ、おなかの皮膚をかぶせて卵を包み込みます。オスとメスが交替で卵を温め、およそ60 日後に赤ちゃんが誕生します。 海遊館では、オスとメスが卵を受け渡す時に、卵を落として割ってしまったり、プールに落としたりする事故を防ぐため、産卵後すぐに、模造の卵とすり替える工夫を行います。卵はふ卵器に収容し、赤ちゃんが中から殻を割り始めた頃に親鳥に戻します。 現在、赤ちゃんの健康状態は良好で、飼育係員は、毎日、赤ちゃんの体重を測定し親鳥とともに成長を見守っています。(体重測定は、海遊館の開館時間前に行います)。 海遊館でのオウサマペンギンの誕生は、通算40 羽目となりました。 8月27日に生まれたオウサマペンギンの赤ちゃん(9月10日撮影) 【赤ちゃんの誕生について】産 卵 日:平成25年7月1日(月) ※卵の長径104.0mm、短径77.6mm、重量365.4gふ 化 日:平成25年8月27日(火) ※産卵後57日目、体長約10cm(目測)、体重267.5g雛の大きさ:体長約12cm(目測)、体重383g ※9月3日現在 【オウサマペンギンについて】和名:オウサマペンギン(ペンギン科) 英名:King penguin 学名:Aptenodytes patagonicus南極大陸周辺の島に生息し体長約90cm、体重約12kg。小魚、オキアミ、イカなどを食べる。 ふ化後約1ヵ月で体重約2㎏、2ヵ月で体重約7㎏。生まれてからおよそ6ヵ月後には親鳥とほぼ同じ大きさになる。生後8ヵ月頃に茶色い綿羽が抜け落ち、親と同じ模様になる。 海遊館では、7 月10 日生まれのアデリーペンギンの赤ちゃんと7 月26 日生まれのジェンツーペンギンも元気に成長しており、ひな鳥らしい可愛らしい様子が見ごろとなっています。 アデリーペンギンの赤ちゃん(7月10日生まれ、9月4日撮影) ジェンツーペンギンの赤ちゃん(7月26日生まれ、9月4日撮影) ジェンツーペンギンの赤ちゃん(7月27日生まれ、バックヤードで人工保育中のため非公開) ジェンツーペンギンの赤ちゃん(8月11日生まれ、バックヤードで人工保育中のため非公開)
2013.08.22
ニュース
ジェンツーペンギン&アデリーペンギン、スクスク育っています!
今年、海遊館で生まれたアデリーペンギンとジェンツーペンギン。親鳥からたくさんエサをもらってスクスクと育っています!赤ちゃんたちの成長ぶりをご覧ください!なお、海遊館公式ツイッター、海遊館フェイスブックページ、ブログ「海遊館日記」でも、赤ちゃんペンギンたちの成長の様子や体重測定、バックヤードで飼育係員によるジェンツ-ペンギンの人工保育の様子などをお知らせしています。 《ジェンツーペンギン》 平成25年7月26日生まれ 7月30日撮影 生後4日目。まだまだ小さいですが、親鳥の足元からようやく姿を見せてくれるようになりました。 8月12日撮影 生後約2週間。親鳥からたくさんエサをもらって、ドンドン成長! 8月18日撮影 生後約3週間。背中の羽毛が、灰色から成鳥のような黒色に変わってきました。 《アデリーペンギン》 平成25年7月11日生まれ 7月16日撮影 生後5日目。ようやく姿がチラホラ見えるようになってきました。 7月25日撮影 生後約2週間。もう親鳥の半分くらいの大きさにまで成長しました。 8月18日撮影 生後約1カ月半。赤ちゃんのときの羽毛が抜け落ち、親鳥と同じ羽が生え始めました。
2013.08.01
ニュース
海遊館のペンギンたちがベビーラッシュ!今度はジェンツーペンギンの赤ちゃんが2羽誕生!
アデリーペンギンの赤ちゃん誕生に引き続き、今度はジェンツーペンギンの赤ちゃんが2 羽誕生し元気に育っています! 写真:「南極大陸」水槽で子育て中のジェンツーペンギン(7月30日撮影) 平成25 年7 月26 日(金)に「南極大陸」水槽で1 羽がふ化し、まだ小さい赤ちゃんの愛くるしい姿と微笑ましい子育ての様子をご覧いただけるようになりました。 さらに7 月27 日(土)には、バックヤードでもう1 羽がふ化しました。この赤ちゃんは、飼育係員が人工保育で育てており、一般公開していません。 今回生まれた2 羽の赤ちゃんは同じ親鳥から生まれた兄弟ですが、子育ての負担を少なくし大切な生命を守るため、1 羽を人工保育で育てることにしました。右写真:バックヤードで誕生した赤ちゃん(7月29日撮影) ジェンツーペンギンは、小石を集めて巣をつくり、通常1 度の産卵で2 つの卵を産み、オスとメスが交替で卵を温め、およそ35 日後に赤ちゃんが誕生します。 子育てもオスとメスが協力して行い、赤ちゃんがお腹をすかせた仕草を見せると、親鳥が口移しで餌を与えます。この様子はとても微笑ましく、親子の愛情を感じさせます。 また飼育係員は、赤ちゃんの健康状態を確認するため、毎日、赤ちゃんの体重を測定しています(体重測定は、海遊館の開館時間前に行います)。まだ小さな赤ちゃんですが、体重測定の際にはかわいらしい姿を見ることができます。 赤ちゃんの成長はやく、ふ化後およそ1 ヵ月で巣から出るようになり、「南極大陸」水槽内をうろうろと歩きはじめます。 海遊館で生まれたジェンツーペンギンの赤ちゃんは、今回の2 羽を加えて計6 羽となりました。 海遊館では、7 月10 日生まれのアデリーペンギンの赤ちゃんも元気に成長しており、ひな鳥らしい可愛らしい様子が見ごろとなっています。 写真:7月10日に誕生したアデリーペンギン(8月1日撮影) 【今回誕生したジェンツーペンギンの赤ちゃんについて】 1羽目の赤ちゃん ※現在、「南極大陸」水槽で一般公開しています《産卵日》平成25年6月17日(月)《孵化日》平成25年7月26日(金) 産卵後39日目《雛の大きさ》体長約8㎝、体重112g(目測、7月29日現在) 2羽目の赤ちゃん ※現在、バックヤードで人工保育中のため一般公開していません《産卵日》平成25年6月20日(木)《孵化日》平成25年7月27日(土) 産卵後37日目《雛の大きさ》体長約7㎝、体重88.8g(目測、7月29日現在) 【バックヤードでは、このようにして赤ちゃんを育てています。】 人工保育の様子。小さなスポイトを用いて魚のすり身を与えます。 体重測定。赤ちゃんの成長は早く、日々大きくなります。 餌の時間以外は、保育器の中で過ごします。 【ジェンツーペンギンについて】ジェンツーペンギン 英名:Gentoo penguin 学名:Pygoscelis papuaペンギン科。頭頂部にある白い斑紋が特徴。成長すると体長約75㎝になる。南極半島や南極周辺の島々に生息。小高い丘に雑草や小枝、小石で浅いクレーター状の巣を作り、メスは1回の産卵で通常2個の卵を産む。小魚、オキアミ、イカなどを食べる。
2013.07.23
ニュース
アデリーペンギンの赤ちゃんが誕生しました!かわいらしい姿をご覧いただけます。
平成25 年7 月10 日(水)に、「南極大陸」水槽でアデリーペンギンの赤ちゃん1 羽が誕生し元気に育っています。ふ化したばかりの赤ちゃんは、ほとんどの時間を親鳥のおなかの下で過ごすため、その姿をほとんどご覧いただくことはできませんでしたが、成長に伴い、愛くるしい姿と微笑ましい子育ての様子をご覧いただけるようになりましたので、お知らせいたします。 写真:アデリーペンギンの赤ちゃん(7月16日撮影、ふ化後6 日目) 写真:アデリーペンギンの赤ちゃん(7月25日撮影、ふ化後15 日目) アデリーペンギンは、小石を集めて巣をつくり、オスとメスが交替で卵を温め、およそ35 日後に赤ちゃんが誕生します。子育てもオスとメスが協力して行い、赤ちゃんがお腹をすかせた仕草を見せると、親鳥が口移しで餌を与えます。この様子はとても微笑ましく、親子の愛情を感じさせます。また飼育係員は、赤ちゃんの健康状態を確認するため、毎日、赤ちゃんの体重を測定しています。 まだ小さな赤ちゃんですが、体重測定の際にはかわいらしい姿を見ることができます。(体重測定は、海遊館の開館時間前に行います) 赤ちゃんの成長は早く、ふ化後およそ1 ヵ月で巣から出るようになり、「南極大陸」水槽内をうろうろと歩きはじめます。 1.【赤ちゃんの誕生について】《産卵日》平成25年6月2日(日) ※卵の長径70.0mm、短径54.7mm、重量115.5g《嘴打はしうち)日》平成25年7月9日(火) ※赤ちゃんが、卵の中から殻を割り始めた日《ふ化日》平成25年7月10日(水) ※産卵後37日目、体長約6cm(目測)、体重65g ※産卵当日は0日目として計算しています《雛の大きさ》体長約15cm(目測)、体重377g ※7月19日現在 2.【アデリーペンギンについて】アデリーペンギン 英名:Adelie penguin 学名:Pygoscelis adeliaeペンギン科。成長すると体長約70㎝になる。頭部から背部にかけて黒く、目の周りにある白い輪(アイリング)が特徴。メスはオスに比べ、一回り小さいことが多い。南極大陸とその周辺の島々に生息。自然界での繁殖時期は10~11月で、丸い小石で周辺を囲んだ浅いクレーター状の巣を作り、メスは1回の繁殖で通常2個の卵を産む。小魚、オキアミなどを食べる。
2012.12.04
ニュース
海遊館で初めて生まれました アカハナグマの赤ちゃんを展示します!
平成24年12月7日(金)から、館内7階「パナマ湾」水槽にて、9月6日(木)に生まれたアカハナグマの赤ちゃん(3頭)とその母親を展示します。 3頭の赤ちゃんの母親の愛称はアズキです。海遊館では、「アズキ」を含め、アカハナグマの出産そのものが今回初めてであったため、「アズキ」が出産、育児に専念できるよう、8月31日からバックヤードに移動させていました。「アズキ」は出産後、赤ちゃんへ授乳もしており、また初めての出産にも関わらず上手に子育てを行っています。 現在、母子ともに健康で、赤ちゃんは3頭ともに順調に生育しています。赤ちゃんは、まだ母親のおっぱいを飲んでいますが、最近ではリンゴなどの果物も食べるようになりました。 なお、赤ちゃんの愛称は飼育係員がそれぞれ「パプリカ」「アセロラ」「ローズ」と付けています。アカハナグマは、すばやく木に登ったり、枝に逆さまにぶら下がって移動したりと樹上で活発に行動する生き物ですが、赤ちゃんも最近では小さいながらもバックヤードの金網に登ってぶらさがったり、器用に移動したりと、とてもかわいらしい動きをみせてくれています。 海遊館は、平成23年2月にアカハナグマの展示を行うため、「パナマ湾」水槽内に木の洞や擬木を追加しました。海遊館では、かわいらしい赤ちゃんがこの展示水槽で元気いっぱいに遊んでいる様子をご覧いただくとともに、生命の尊さを感じていただけたらと考えています。 【アカハナグマの赤ちゃんについて】誕 生 日 平成24年9月6日(木)誕生頭数 3頭(性別不明)愛 称 パプリカ、アセロラ、ローズ誕生時の大きさ 全長約15㎝、体重約200g(体重は9/14計測)現在の大きさ 全長約45cm、体重約780g(12月1日現在)両 親 父親:愛称「リンゴ」(2歳、平成22年9月18日生まれ)母親:愛称「アズキ」(2歳、平成22年5月17日生まれ)展示開始日 平成24年12月7日(金)展示場所 海遊館7F「パナマ湾」水槽 【アカハナグマについて】アカハナグマ 英名 Ringtailed coati 学名 Nasua nasuaアライグマ科の中型のほ乳類で、全長約130cm、体重約5kgになる。体は赤みを帯びた茶褐色で、よく動く長い鼻とバランスをとるための縞模様の長い尾が特徴。前あしの爪は長く尖っており、その爪を利用して木に登ったり、土を掘ったりすることができる。昼行性で、樹上でも地上でも活発に活動する。雑食性で、自然界では、果実、小動物、昆虫などを食べる。ハナグマの仲間は、中南米の森林に生息する。