2016.07.01
ニュース
ジェンツーペンギンが3羽誕生しました
~今月生まれの赤ちゃんたちが、かわいい盛りです~ 平成28年6月17日(金)から18日(土)にかけて、ジェンツーペンギンの赤ちゃんが計3羽誕生しました。一般公開中の「南極大陸」水槽では、まだ小さい赤ちゃんの愛くるしい姿と微笑ましい子育ての様子をご覧いただけます。 今回誕生したジェンツーペンギンの赤ちゃんは、3ペアの親鳥が子育て中で、順調に成長しています。担当の飼育員は毎朝赤ちゃんの体重を測定し、成長と健康状態を観察しています。 【ジェンツーペンギンの赤ちゃんについて】 《孵 化 日》 平成28年6月17日(金)2羽、18日(土)1羽《雛の大きさ》 体重83.1g~90.2g(孵化時) 体重371.6g~555.5g(6月30日) ※現在、「南極大陸」水槽で一般公開しています。※海遊館で生まれ生育したジェンツーペンギンは、今回の3羽を加えて、計12羽となりました。 【ジェンツーペンギンについて】 ジェンツーペンギン 英名:Gentoo penguin 学名:Pygoscelis papua ペンギン科。頭頂部にある白い斑紋が特徴。成長すると体長約75㎝になる。南極半島や南極周辺の島々に生息。小高い丘に雑草や小枝、小石で浅いクレーター状の巣を作り、メスは1回の産卵で通常2個の卵を産む。小魚、オキアミ、イカなどを食べる。今月生まれたミナミイワトビペンギン(3羽)とカリフォルニアアシカの赤ちゃん(1頭)も元気に育っており、かわいらしい盛りを迎えています。 →ミナミイワトビペンギンの赤ちゃんが 3羽 誕生しました。→ミナミイワトビペンギンの赤ちゃん1羽、DNA検査の結果、人工受精による雛の誕生を確認しました~本種では世界初~→カリフォルニアアシカの赤ちゃんが誕生しました!~お母さんアシカも海遊館生まれです~
2016.06.23
調査・研究
DNA検査の結果、人工受精によるミナミイワトビペンギンの雛の誕生を確認しました~本種では世界初~
海遊館では、平成28年6月4日から6日にかけて、ミナミイワトビペンギンの赤ちゃんが3羽誕生し、公開中の「フォークランド諸島」水槽で元気に成長しています。この赤ちゃんのDNA検査を行った結果、1羽が人工授精により誕生したことがわかりました。ミナミイワトビペンギンの人工授精の成功は、世界で初めてです。 海遊館では、ミナミイワトビペンギンの繁殖率向上を目的に、2011年より繁殖生態の解明と人工繁殖技術の確立を目指し、神戸大学大学院農学研究科の楠 比呂志氏(准教授)と共同研究 に取り組んできました。 研究開始から6年目の今シーズンは、飼育羽数が多く自然繁殖の実績を持つ葛西臨海水族園(東京)に協力を依頼し、4月末に葛西臨海水族園のオスから精子を採取し、海遊館で飼育中の3羽のメスに人工授精を行いました。 人工授精を行った3羽のメスは、4月28日から5月4日にかけて計5つの卵を産み、ペアの親鳥が約1ヵ月間あたため、6月4日から6日にかけて3羽の雛が誕生しました。 卵の殻の内側に付着した血液からDNA検査を行った結果、3羽のうち1羽が人工授精による雛の誕生であることが判りました。 海遊館では、今後、この人工繁殖技術を国内外の水族館や動物園に普及し、ペンギン類の繁殖を向上させるとともに、精子を凍結保存する技術を確立させて、絶滅の恐れがある野生下のミナミイワトビペンギンの種の保存にも貢献したいと考えています。
2016.06.17
ニュース
カリフォルニアアシカの赤ちゃんが誕生しました!~お母さんアシカも海遊館生まれです~
平成28年6月14日(火)の午前10時頃、「モンタレー湾」水槽でカリフォルニアアシカの赤ちゃんが誕生しました。 お母さんアシカの愛称は「ナミ」(5歳)。今回が初めての出産です。実はお母さんアシカになった「ナミ」も、海遊館生まれで(平成23年8月24日生まれ)、多くのお客様にご覧いただきながら元気に成長しました。 この度、初めての出産、子育てとなるため、落ち着かなく食欲がない様子が観察されていましたが、次第に慣れ、口先で赤ちゃんに授乳をうながすなど上手に子育てをしています。赤ちゃんは体長約60㎝(目測)、体重8.9㎏(6/15計測)で、性別はオスです。 アシカの赤ちゃんは生後約1年間、母親の母乳で育ちます。「モンタレー湾」水槽で、親子のほほえましい様子をご覧ください。 現在、「モンタレー湾」水槽では、平成26年5月生まれの「レオ」(2歳)と平成27年6月生まれの「しずく」も一緒に暮らしています。誕生したばかりの赤ちゃんが、アシカファミリーの新たな一員としてすくすく育ってくれるよう、しっかりと成長を見守ってまいります。
2016.06.07
ニュース
ミナミイワトビペンギンの赤ちゃんが 3羽 誕生しました。
ミナミイワトビペンギンの赤ちゃんが 3羽 誕生しました。ガラス越しではない「新体感エリア」で、子育ての様子を体感していただけます。 ■孵化日:6月月4日(土)、6月5日(日)、6月6日(月)■場 所:「フォークランド諸島」水槽 ▲ペアで大切に育てています(写真左:メス、右:オス) ▲大事すぎるくらいに大事にしています。 海遊館では、2011年からミナミイワトビペンギンの人工繁殖技術の確立を目指して、神戸大学大学院農学研究科の楠比呂志先生と共同で繁殖研究に取り組んできました。詳しくはこちら「機関誌かいゆう Vol.18」 研究開始から6年目となる今シーズンは、ミナミイワトビペンギンの繁殖に多くの実績を持つ葛西臨海水族園(東京)の協力を得て、8羽のオスから採取した精液を低温で保存しながら海遊館まで搬送し、3羽のメスに人工授精を施しました。 その後、4月下旬から5月上旬にかけて産卵があり、このたび、無事に3羽のヒナが誕生しました。現在、DNA検査を行って人工繁殖が成功したかどうか、確認しているところです。 海遊館では、この人工繁殖の技術を動物園・水族館に広く普及して、ミナミイワトビペンギンの繁殖を促進するとともに、個体数の減少が危ぶまれている野生個体の生息数維持と向上に貢献したいと考えています。
2015.12.04
ニュース
非常に珍しいイトマキエイの姿をご覧いただけます!
海遊館では、平成27年11月12日(木)にイトマキエイ2尾(オス、メス各1尾、体の幅約1.5m)を「太平洋」水槽に搬入しました。本種の飼育事例は少なく、現在、イトマキエイの生態を観察できるのは世界中の水族館でも海遊館のみです。現在、大きなヒレをはばたかせて泳ぐ姿や頭ビレと呼ばれる特徴的な部位を使って餌を食べる様子などをご覧頂けます。 イトマキエイは外洋で生活しているため、いつ、どこで見られるかわかっておらず、その生きた姿を観察する機会は多くありません。日本沿岸では稀に定置網に迷入し、標本の研究はありますが、水族館での飼育例はほとんどありません。この理由には、遊泳力の強いイトマキエイは輸送が難しく、飼育に大型水槽が必要であることが挙げられます。 海遊館では、高知県土佐清水市に「大阪海遊館 海洋生物 研究所 以布利(いぶり)センター」(以下、「以布利センター」)を設置し、地元の漁業関係者の協力を得て、大型海洋生物の飼育下研究を行っています。イトマキエイも対象種で、特に今回は健康管理のためのトレーニングを行い、船の甲板に直径8mの大型水槽を設置して、イトマキエイが自由に泳げる状態で高知県から大阪までの長距離輸送を行いました。 今後も海遊館では、知られざる海の生き物の生態を調べることで種の保護や環境保全に貢献し、同時にこれらを一般公開することにより多くのお客様に美しく多様性に満ちた海の生き物に関心を持っていただき、海遊館ならではの役割を果たしてまいります。 【イトマキエイについて】和名:イトマキエイ 英名:Spinetail mobula 学名:Mobula japanica トビエイ科。南日本から東シナ海、南シナ海、ハワイにかけて分布する大型のエイの仲間で、頭部の両端にある"糸巻きのような"頭ビレが特徴です。外洋で生活し、翼のような大きなヒレをはばたかせて泳ぎ、成長すると体の幅が3mにもなります。一般に知られるマンタ(オニイトマキエイやナンヨウマンタ)と姿が似ていますが、口の位置と幅の違いから見分けられます。イトマキエイの口は腹側に位置し、マンタの口は幅広く頭部の前にあります。マンタは、国内でも沖縄県などに有名な観察ポイントがありますが、イトマキエイを確実に見られる海域は今のところ知られておらず、詳しい生態は解っていません。 【イトマキエイの飼育下研究のポイント】現在、イトマキエイの長期飼育に成功し、生態解明のためのデータ収集を行っている水族館は海遊館のみとなりますが、今回の成果に至ったポイントは次のとおりです。 1.イトマキエイは定置網への迷入が稀で、飼育の機会が少ない。→地元の漁業関係者と協力体制を構築し、定置網に近い場所に以布利センターを設置しています。 2.イトマキエイは遊泳性が強いため、飼育に大型水槽を必要とする。→以布利センターは大型水槽(水量1,600tと3,300t)を備えています。 3.イトマキエイは遊泳性が強いため、輸送が難しい。→輸送船に大型水槽(直径8m、八角型)を設置し、イトマキエイが自由に泳げるよう工夫しました。→イトマキエイに誘導トレーニングを施した結果、安全にストレスなく輸送水槽に移動できました。 【イトマキエイの飼育下研究について】海遊館では、開館前の準備期から、黒潮海流が接岸する高知県土佐清水市にてジンベエザメなど海洋生物の調査を行ってきました。この調査活動を発展させるべく、平成9年に本格的な研究施設として以布利センターを設置し、地元定置網漁業の関係者の協力を得て対象生物を収集し、定置網に迷入したジンベエザメなど大型海洋生物の飼育下研究を行っています。イトマキエイについては、平成20年から飼育下研究の対象種として本格的な取り組みをはじめました。定置網への迷入が稀で、その時期や季節性も認められていないため、未だにいつどのような条件下で迷入するのか予測ができません。よって、地元漁業関係者と密な協力関係がなければ、突発的に迷入する イトマキエイの収集には至らず、加えて定置網漁から近い場所に大型水槽を備えた以布利センターを設置していることが成果に結びつきました。 現在、海遊館で飼育中のイトマキエイは、平成27年7月に定置網(以布利共同大敷組合が運営)に入網しました。以布利港内の生簀(7m×7m×深さ5m)に搬入後、イサザアミやオキアミを与えて餌付けに成功し、同年8月17日に以布利センターの水槽に移しました。 ここで、イトマキエイに対しては初めてとなる健康管理のためのトレーニングを開始し、手元から直接餌を与えることでビタミン類などの投薬ができるようになり、安全にストレスなく誘導できるようになったことから、血液性状などの基礎的なデータの収集も開始しました。この誘導トレーニングはイトマキエイを驚かせずに小型水槽に収容できるため、大阪への輸送の際にも非常に役立ちました。 また、平成20年にはじめて海遊館での展示に成功した際の飼育数は1尾でしたが、今回は2尾(オス、メス各1尾)であるため、成長に伴う行動変化やオスとメスによる繁殖行動の観察にも期待しています。これらのデータの収集により、イトマキエイの種の保存(域外保全)や回遊生態の解明、また生息環境の保全に役立てたいと考えています。 【イトマキエイの長距離輸送について】 以布利センターでは、平成20年から本格的にイトマキエイの飼育下研究に取り組んでいますが、高知県から大阪までの長距離輸送には課題が残っていました。過去2回のうち1回は、輸送中にイトマキエイが死亡してしまいました。外洋域で生活し遊泳力の高い(常に泳ぎ回る)イトマキエイを輸送するには、二通りの考え方があります。 ひとつは、大型の輸送用水槽を用いてイトマキエイを自由に泳がせながら輸送する方法。もうひとつは、逆に体と同じくらいの小さな水槽に入れ、泳ぎを制限することで壁面への衝突を防ぎ、興奮状態を抑えようとする考え方です。参考までに、大きな体で常に泳ぎ回るジンベエザメの輸送には、後者の方法を採用してよい成果を得ています。大型水槽を用いる前者の場合、船に水槽を積載する海上輸送しかなく、高知県から大阪まで20時間以上もの長い時間を要するとともに、悪天候の影響や季節によって気温や水温の維持が困難になります。 今回の輸送では、過去に行った陸上輸送に課題が残っていること、また、2尾のイトマキエイを輸送することから大型水槽を用いた海上輸送を選択しました。輸送当日は海況が悪化したため、予定していた太平洋の航路がとれず、瀬戸内海経由の航路となったため、輸送時間が当初計画の22時間を大幅に超え、約34時間の長距離かつ長時間輸送となりましたが、健康な状態で「太平洋」水槽に搬入することができました。 【大阪海遊館 海洋生物研究所 以布利センターについて】 平成9年9月24日、高知県土佐清水市以布利に開設。大型の円形水槽(直径約20m、水深約5m、容量約1,600t)と研究管理棟を設置。海遊館で展示する生物の収集、生態研究ならびに足摺岬周辺海域における海洋生物の基礎的研究を始めました。ジンベエザメなどの大型魚類の飼育を行い、健康管理のためのトレーニングや回遊経路調査などに取り組み、謎の多い海洋生物の生態調査や 繁殖研究を行っています。
2015.10.06
ニュース
オウサマペンギンの赤ちゃんが誕生しました!
9月25日(金)、「南極大陸」水槽でオウサマペンギンの赤ちゃんが誕生しました。 《産 卵 日》 平成27年7月31日(金) ※卵の長径102.0mm、短径71.0mm、重量273.3g 《ふ 化 日》 平成27年9月25日(金) ※産卵後56日目、体長約10cm(目測)、体重186.9g 《雛の大きさ》 体長約15cm(目測)、体重511g ※10月6日現在 赤ちゃんはまだまだ小さいため、親鳥のおなかの下からわずかに顔をのぞかせるくらいです。これからぐんぐん成長し、かわいらしい姿が見られるように飼育スタッフが見守ります。 「南極大陸」水槽では、アデリーペンギン2羽(6月21日と6月23日)とジェンツーペンギン(7月20日)が誕生し、それぞれ元気に成長しています。
2015.07.30
生きもの情報
ジェンツーペンギンの赤ちゃんが誕生しました!
海遊館のペンギン ベビーラッシュ! 7月20日に「南極大陸」水槽でジェンツーペンギンの赤ちゃんが誕生しました。まだ小さい赤ちゃんの愛くるしい姿と微笑ましい子育ての様子をご覧いただけます。《産 卵 日》 平成27年6月17日(水) *卵の長径約73.6mm、短径約53.4mm、重量約117.6g《孵 化 日》 平成27年7月20日(月) *産卵後33日目《雛の大きさ》 体長約12㎝、体重346g(体長は目測、7月29日現在) 現在、「南極大陸」水槽では、6月に誕生した2羽のアデリーペンギンが大きく成長しています。またオウサマペンギンが産卵し、2組のペアがオウサマペンギンらしい特徴的なスタイルで卵を温めていて、ペンギンたちの繁殖シーズンが続いています。▼抱卵中のオウサマペンギン(2ペア) 今回誕生したジェンツーペンギンの赤ちゃんは、子育て経験の豊富なペアが育てています。産卵したのは別の個体ですが、貴重な生命を大切に育てることを優先し、卵が割れてしまわないよう孵卵器で管理したのち、孵化の直前にベテランペアに卵を託しました。6月に生まれた2羽のアデリーペンギンの赤ちゃんは、巣の外に出てうろうろ歩きはじめるほどに成長しました。またオウサマペンギンの抱卵行動は独特で、足の上に置いた1つの卵に、お腹のたるみを被せるようにして温めます。
2015.07.02
生きもの情報
カリフォルニアアシカの赤ちゃんが生まれました!
平成27年6月30日(火)の夜、「モンタレー湾」水槽でカリフォルニアアシカの赤ちゃんが誕生しました。 母子ともに元気で、生まれて1時間後には授乳の様子も確認できました。 今回出産したカリフォルニアアシカは愛称「リップ」(18歳)、父親は「ルーク」(26歳)で、リップは今回が5回目の出産です。 リップは口先で赤ちゃんに乳を飲むようにうながすなど、赤ちゃんをとても大切にしながら上手に子育てをしています。 「モンタレー湾」水槽には、赤ちゃんの父親であるルークだけではなく、平成26年5月にスミレが出産した「レオ」(1歳)も一緒に暮らしています。 誕生したばかりの赤ちゃんが、アシカファミリーの新たな一員としてすくすく育ってくれるよう、しっかりと成長を見守っていきたいと考えています。【今回生まれたカリフォルニアアシカの赤ちゃんについて】《生年月日》平成27年6月30日(火)《生まれた場所》 海遊館7階「モンタレー湾」水槽内《出生時の赤ちゃんのデータ》 体長:約60cm(目測)、体重:6.9㎏(実測)、性別:未確認 【カリフォルニアアシカ】 英名California sea lion 学名Zalophus californianus鰭脚目(ききゃくもく)アシカ科。北太平洋東岸のみに生息します。成長するとオスは体長約200cm、体重約300kg、メスは体長約170cm、体重約100kgになります。オスは全身こげ茶色で、メスはやや淡いこげ茶色です。四肢が発達し、水中遊泳だけでなく、陸上歩行にも役立っています。一夫多妻で、1頭のオスが約30頭のメスや子どもを率いて「ハーレム」と呼ばれる群れを作ります。自然界では5~6月が交尾の時期で、妊娠期間は約1年間。通常1回の出産で1頭の子どもを産み、生後約1年間授乳を続けます。メスは3~4歳、オスは5歳前後で性的に成熟し、繁殖に関わります。
2015.06.25
生きもの情報
ペンギンのベビーラッシュ! 6月23日にもアデリーペンギンの赤ちゃんが誕生しました!
「南極大陸」水槽では、6月21日につづいて23日にもアデリーペンギンの赤ちゃんが誕生しました! ふ化したばかりの赤ちゃんは、ほとんどの時間を親鳥のおなかの下で過ごすため、その姿をほとんどご覧いただくことはできませんが、成長に伴い、愛くるしい姿と微笑ましい子育ての様子をご覧いただけるようになります。 6月23日に生まれたアデリーペンギンの赤ちゃん。バックヤードで健康状態を確認し、現在は親鳥が育てています。 【アデリーペンギンについて】 アデリーペンギン 英名:Adelie penguin 学名:Pygoscelis adeliae ペンギン科。成長すると体長約70㎝になる。頭部から背部にかけて黒く、目の周りにある白い輪(アイリング)が特徴。メスはオスに比べ、一回り小さいことが多い。南極大陸とその周辺の島々に生息。自然界での繁殖時期は10~11月で、丸い小石で周辺を囲んだ浅いクレーター状の巣を作り、メスは1回の繁殖で通常2個の卵を産む。小魚、オキアミなどを食べる。
2015.06.23
生きもの情報
アデリーペンギンの赤ちゃんが6月21日に誕生しました! かわいらしい姿をご覧いただけます。
平成27年6月21日(日)に、「南極大陸」水槽でアデリーペンギンの赤ちゃん1羽が誕生しました。ふ化したばかりの赤ちゃんは、ほとんどの時間を親鳥のおなかの下で過ごすため、その姿をほとんどご覧いただくことはできませんが、成長に伴い、愛くるしい姿と微笑ましい子育ての様子をご覧いただけるようになります。 アデリーペンギンは、小石を集めて巣をつくり、オスとメスが交替で卵を温め、およそ35日後に赤ちゃんが誕生します。子育てもオスとメスが協力して行い、赤ちゃんがお腹をすかせた仕草を見せると、親鳥が口移しで餌を与えます。また赤ちゃんの健康状態を確認するため、毎朝開館前に赤ちゃんの体重を測定しています 赤ちゃんの成長は早く、ふ化後およそ1ヵ月で巣から出るようになり、「南極大陸」水槽内をうろうろと歩きはじめます。 《産卵日》 平成27年5月15日(金) ※卵の長径69mm、短径55mm、重量118.8g 《嘴打ち日》 平成27年6月20日(土) ※赤ちゃんが、卵の中から殻を割り始めた日《ふ化日》 平成27年6月21日(日) ※産卵後37日目 産卵当日は0日目として計算。《雛の大きさ》 体長約10cm(目測)、体重79g ※ふ化直後 【アデリーペンギンについて】 アデリーペンギン 英名:Adelie penguin 学名:Pygoscelis adeliaeペンギン科。成長すると体長約70㎝になる。頭部から背部にかけて黒く、目の周りにある白い輪(アイリング)が特徴。メスはオスに比べ、一回り小さいことが多い。南極大陸とその周辺の島々に生息。自然界での繁殖時期は10~11月で、丸い小石で周辺を囲んだ浅いクレーター状の巣を作り、メスは1回の繁殖で通常2個の卵を産む。小魚、オキアミなどを食べる。