リンゴくん、ありがとう
アカハナグマのリンゴ(雄)が10月25日に死亡しました。15歳で、飼育下ではかなり高齢にあたるのだそうです。リンゴはここ数年心臓の調子がよくなかったこともあり、今年は後肢付近にできた血栓が原因で、2回程歩行困難になりました。しかし、投薬や後肢をマッサージするなどの治療を進めていくうちに見違える程よくなったので、今回も復活を期待していたのですが、残念な結果になってしまいました。リンゴは、2010年9月18日生まれで、当館には2011年2月11日にやってきました。2012年5月末から7月上旬まで故アズキと同居し、2012年9月6日には3頭のアカハナグマの父親になりました。仔のうちの1頭・パプリカは現在、当館の「パナマ湾」水槽で生活しています。若い頃のリンゴは飼育員を威嚇するなどイケイケで、一部からは「怖い」と言われていたのだとか、、、(笑)。私は足元にきてマッサージをねだるような、最近のリンゴくんしか知らないので、若い頃はそんなだったのかと驚いています(笑)。年を重ねて、だんだん穏やかになっていったのかもしれません。病気やケガの治療に耐えて、いつも私たちに癒しと元気をくれたリンゴくん、本当にありがとう。
哺乳類
2025.12.04