国内水族館初展示の "ミクロドイバラモエビ" など、深海性のエビ、カニ類を展示します
海遊館4階の「日本海溝」水槽にて、4種のエビやカニを追加展示!
海遊館では、高知県立海洋深層水研究所と共同で、室戸岬周辺の深海生物について研究を行なっています。
今回、共同研究の一環で、深海にすむミクロドイバラモエビ(国内水族館初展示)をはじめ、高知県室戸岬周辺で確認された4種のエビやカニを展示します。
◆ ミクロドイバラモエビ
学名:Lebbeus tosaensis
高知県室戸市の海洋深層水研究所の深層水取水ラインに迷入した非常に小型のエビです。同研究所が新種として発表しました。国内水族館での展示は初めてです。
◆オオホモラ
学名:Paromola japonica
第5脚を背面側に折り曲げることができ、この脚を使ってカイメンやカイガラなどを背負って身を隠します。
◆オキノスジエビ
学名:Plesionika narval
水深200~300mに生息するジンケンエビ属の仲間です。春から初夏には30m以浅で発見されることもあり、大群をなすことから繁殖のために浅海に移動してくるのではと考えられています。
◆ツノワラエビ
学名:Eumunida dofleini
カニのような姿をしていますが、温帯域の深海域に生息するワラエビ科のエビです。
※今回展示する生物は、詳しい生態がわかっていないため、予告なく展示を終了する場合があります。